この曲は「島にいる自分」と「島を出た友達」の2人の視点で歌われています。
そして1番の歌詞は「友達」に向けたもの。
しかし2番は返し歌ではなく「故郷」に思いを馳せたものでした。
ここにリアリティを感じることができます。
島にいる自分が失ったのは「友達」だけ。
しかし友達は島を出た際に「故郷」や「ゆっくりとした日々」も同時に失っているのです。
ここで2人の価値観に違いが生じています。
こうして友達は疎遠になっていく...
それを少しも感じさせないのはあくまで歌詞がシンプルだからでしょう。
ここにユーミンのブラックユーモアを感じることができます。
さて、読者の皆さんは果たしてどちら側の立場に立っているでしょうか。
深く考えながらこの曲の優しいメロディーに身を委ねてみてはいかがでしょう。
そうすることで、ふと忘れてしまっていた友達に会いたくなってくるかもしれません。
最後に
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