YURiKAの「Shiny ray」とは?

「Shiny ray」は、2017年2月22日発売されたYURiKAのメジャーデビューシングルです。

小学生の頃に、アニメ『創聖のアクエリオン』の「1万年と2000年前から愛してる」という歌詞に感銘を受け、歌手を目指したというYURiKA

歌手を志してからというもの、日本テレビ『全日本歌唱力選手権 歌唱王』や、NHK『第1回アニソンのど自慢G』など、数々の大会で結果を残してきました。

そして、2016年第一回TOHO animation RECORDS 次世代アーティストオーディションに合格し、ついにアニソン歌手としてメジャーデビューを果たし、夢を叶えたのがこの曲ということですね。

そんな、YURiKAにとって特別な一曲でもある「Shiny ray」について紹介します。

「Shiny ray」が『リトルウィッチアカデミア』OPに大抜擢!

YURiKAの「Shiny ray」は、TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』OPテーマに大抜擢されたことでも話題になった楽曲です。

『リトルウィッチアカデミア』は、もともと文化庁若手アニメーター育成プロジェクト『アニメミライ2013』の参加作品として2013年3月2日に劇場公開され、

その後続編の製作資金をクラウドファンディングで募ったところ、約6000万円もの支援が集まり、2015年10月9日に『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』が劇場公開。

そうして、多くのファンから愛され支えられたことで、2017年1月9日にテレビシリーズ『リトルウィッチアカデミア』の放送が開始。

ファンにとっては待望のアニメ放送となりました。

作品の魅力でファンを掴んできたこの作品、こうした経緯からかなり注目が集まったアニメ第1期のOP。

そんなこの楽曲歌詞に込められた意味とは...?

気になる歌詞を見ていきましょう。

YURiKAの「Shiny ray」歌詞を徹底解釈!

Shiny ray【YURiKA】が○○に大抜擢?!歌詞に込められた想いに迫る!コード譜情報あり♪の画像

『リトルウィッチアカデミア』の主人公は、魔女シャイニィシャリオに憧れてルーナノヴァ魔法学校に入学した少女、アッコ。

ホウキに乗って空を飛ぶこともできない落ちこぼれのアッコが魔法を通じて大切なものと出会い、成長し、やがて学園の危機を救っていくストーリーを描いたこの作品の主題歌となったこの曲は、夢を追いかける前向きなエネルギーに満ちた一曲です。

では、「Shiny ray」の歌詞を解釈していきましょう。

憧れを胸に夢へと駆けていく!

駈け出した日々に
行(ゆ)き着いたこの場所触れた扉開いて
星空の彼方(かなた)
夢の足跡拾い集め歌うよ

夢が駆けてく場所今も心に秘めて
夜を包み込む魔法(まほお)掛けて踊りだす

出典: https://www.youtube.com/watch?v=yKz4JndgBxw

シャリオに憧れ「駆け出し」、ルーナノヴァ魔法学校という場所に「行き着いた」アッコにとって、その学校の門は夢への始まりの「扉」です。

「歌」は、シャリオの「足跡」を「拾い集め」るように夢を追いかける自分を励ます「歌」でもあり、

例えシャリオが魔法界では評価されていない存在だったとしても、自分の夢を信じ、高らかに宣言する意味合いもあるのでしょう。

そんな初心を「心に秘めて」、人々の心にある「夜」、つまり、心の闇を「包み込む」人々を笑顔にするような「魔法」を使う魔法使いの姿は、

まさにアッコの憧れた魔法ショーをやっていた頃のシャリオでもあり、理想とするアッコの未来の姿でもあるのでしょう。

憧れが自分の夢へと変わった瞬間に見た風景は、一度挫折したくらいじゃ消えない!

焼きついたように色づいた風景は
転んだくらいじゃ融(と)けないから世界は続く
儚(はかな)いままの今を抱きしめて
変わらないまま時間と光見つめて歩いてく

出典: https://www.youtube.com/watch?v=yKz4JndgBxw

「焼きついたように色づいた風景」とは、シャリオの魔法ショーを見て、憧れが夢へと変わった瞬間に胸に焼きついた光景のことでしょう。

そうして描いた夢の景色は、「転んだくらいじゃ融(と)けない」、つまり、困難にぶつかったり、挫折したくらいでは心から無くなったりしないと言っているのですね。

だからこそ、無力で、「儚(はかな)いまま」の「今」の自分も大切に「抱きしめて」「時間と光見つめて歩いてく」と言っているのです。

何も知らない自分だからこそ感じられること、できることがあって、そんな「今」も大切にしつつ、自分の夢に向かって歩いていくということでしょう。

何も知らない・何もできないから、前ばかり向いて歩いていくということと、自分が何も知らない・何もできないということを知っているから、そんな今も大切に、前を向いて歩いていくことでは、まったく意味合いが違いますよね。

この歌で歌われているのは後者の方で、心に刻みたいメッセージですね。

忘れない、故郷への感謝と夢を抱いた頃の想い

頬を撫でたのは懐かしくそよぐ風
見慣れた風景 すぐに思い出せるよ
夜空に抱かれて浮かぶ幾千の粒に
焦がれた想いは今も届いてるかな?

祈りがすぐに壊されないように
いつもここで歌うから

出典: https://twitter.com/Vindale_love/status/897846348417966080