なんとなく味気のない人々が交差する雑踏の都会の風景が目に浮かぶような歌詞ですが、一人一人が分断されている様子が感じられ、その中で相手を見つけたのかもしれません。
アンサンブルは MY LIFE
飛べない 届かない 空はない
掴めない 見れない 夢もない
アンサンブルはMY LIFE かけがえないMY TIME
出典: http://sp.uta-net.com/song/185797/
心の中の侘(わび)しい思いを表しているようで、全てが否定系で表現され、歌われています。
そして、「MY LIFE」と「MY TIME」が対句的表現として歌われ、それがかけがえのないものとしているのは自分が大切ということなのでしようか。
君と君とつながっていたいんだ
隣にいよう そっと ずっと
消えない 色のない 虹はない
いらない 必要のない 人はいない
見つけた光を辿って 君と君と つながっていたいんだ
出典: http://sp.uta-net.com/song/185797/
先ほどの雰囲気と少し変わってきて、少し明るい気持ちが伝わってきて、これまでの頽廃(たいはい)的ムードから一転しています。
光でみんなと繋がっていくとは、とても素敵なことではないでしょうか。
そして、「必要のない人はいない」と、一人一人の人間の尊さを歌っているのでしょうか。
出口も見えない世間の失望
どこかで途切れ散らかって この空に浮かべて
(痛み隠すように)
出口も見えない世間の失望が 視線おとす
出典: http://sp.uta-net.com/song/185797/
また、どこにも行き場がない思いが溢れてくるようで、現代の若者にありがちな無気力を表しているようです。
自分の心の痛みを、空に散らばった雲みたいに浮かべてと表現しています。
確かに、そうなれば、心は少し軽くなるのかもしれません。
掻き消された言葉の向こう
掻き消された言葉の向こう 遥か遠い場所まで …ようこそ!
眠れない夜を越えた その感情で 君と
出典: http://sp.uta-net.com/song/185797/
ちょっと意味がつかみにくいですが、どこかに遠い場所に行こうとしているのでしょうか。
もしかしたら、それは場所ではなく心の状態を表しているのかもしれません。
「眠れない夜を超えた感情」とは、徹夜明けで疲れているというのとは違うようですね。
真実だけを見つけたいよ
癒えない 解けない 傷はない
動かない 移らない 時代もない
真実だけをMY LIFE 見つけたいよMY TIME
出典: http://sp.uta-net.com/song/185797/
また、すべてを否定形で、暗い気持ちを歌っています。
誰にでも、そういう気持ちになる時はあるものです。
そして、「真実だけをMY LIFE……」と、また「MY LIFE」と「MY TIME」の対句的表現ですが、今度は「真実だけを見つけたいよ」というはっきりとした意志を表明しています。