「暑中見舞-憂鬱な午後-」
俺の両腕いまだ勝利無く されどこれという敗北も無く
豊かな国の流浪の民よ
転がったまま考えてたのさ 勝利のことやあなたのことを
とりとめもなく浮かんで消えても
幸せと言えば言える 俺たちの憂鬱を
出典: https://twitter.com/shun24/status/491603121303326721
好きな人と街を歩けば幸せだし、別に生活に困っているわけでもない。
しかし、人生に勝利も敗北もなく、ただ生きているままでいいのだろうかという憂鬱を抱えている。
それはきっと、今辛い思いをしている人からしたら「幸せ」で贅沢な悩みなのかもしれません。
だからこそ「幸せと言えば言える俺たちの憂鬱」と言っているのです。
本当に辛い人や本当に幸せな人の感情を歌った歌は多いかもしれませんが、人に話したら笑われたり、羨ましがられたりしかねない、言葉にするのも難しいような「憂鬱」を歌にしたということが凄いことですよね。
そして、そんな「憂鬱」にまっすぐに向き合ってくれるところも、エレファントカシマシの楽曲の魅力でもあると言えるでしょう。
「Destiny」
時計回りの日々
優しさの数だけ歩いてゆく
あなたを感じる気持ちだけでよかった
今すぐゆこう
さえぎるものなど何も無い
扉を開け その先の光へ
出典: https://twitter.com/s114_mazikoi/status/476715433114877953
日常生活の中で何かに囚われたように過ごす日々。
忙しい日々の中で、大切な人と出会い、夢さえ忘れて過ごしている自分の姿に気づかされて、本当の自分の気持ちに素直になり、たった一つの愛を求めて歩き始めるのでした。
そんな風に自分の人生を変えた相手はまさに「Destiny」、運命の相手といえるのでしょう。
新しい恋に踏み出すときにも勇気をもらえる一曲です。
夢を追う旅人
さあ 行こうぜ どでかい明日へ 友よ夢追う旅人よ
POWERとびきりの明日へ唇から心へ
POWER ひとくちの力 夢を追う旅人
出典: https://twitter.com/LuvyaChan/status/866925303020441600
明日を頑張ろうと思える「POWER」がもらえるような一曲。
過ぎ去った日々に思いを馳せながら、いつか昇るお陽様、つまり、いつか来る希望の日を信じて前に進もうという歌詞に勇気付けられますね。
エレファントカシマシといえば、「俺たちの明日」の「さあ頑張ろうぜ」という歌詞に元気付けられた方も多いと思いますが、「夢を追う旅人」も、2曲とも「友」に向かって歌たわれています。
常に音楽に全力なエレファントカシマシが、友達として見守ってくれていると思えば、また頑張れる。
これからもそんな存在であって欲しいですよね。
おわりに
結成30周年を飾るベスト、「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
中学時代のバンド結成から、全力で自分たちの音楽を生み出し続けてきたエレファントカシマシの音楽。
その30年の歩みが凝縮されたベストアルバムは、これからも彼らの音楽を聴き続けていきたいと思う仕上がりです。
エレファントカシマシは知っているけどあまり聴いてこなかったという方も、これを機に聴いてみてはいかがでしょうか。
エレファントカシマシを知ったばかりの頃とは、時が経って、また違った印象を受けるかもしれませんよ。
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