加藤ミリヤさんのプロフィールから始めます♪
すでに心は切ないモードに入っていますが、まずは加藤ミリヤさんのプロフィールから始めましょう。
加藤 ミリヤ(かとう ミリヤ、1988年6月22日 - )は、日本の女性シンガーソングライター、ファッションデザイナー、小説家。2006年自身でデザインする洋服のファッションブランド「Kawi Jamele」(カウイ・ジャミール)をスタートさせた。「ミリヤ」という名前は、自分の本名と母親、弟、3人のそれぞれの頭文字をつなげて命名した。作詞・作曲のクレジットは「Miliyah」と表記される。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/加藤ミリヤ
高校在学中にデビューをしています。デビュー曲「Never let go」も加藤ミリヤさんの作詞・作曲ですがなんと13歳で作った曲。
早熟を通り越した才能は大人を驚かせました。歌詞の世界を少しだけ覗いてみましょう。
もう振り返らないで そう遠くへ行って
そんな哀しい瞳をしないで 離れられないじゃない
これでいいのと 仕方ないのと
言い聞かせてるあたしが居る
もう思い出させないで 出会った頃のこと
そこには二人の空間しか存在しなかった
出典: Never let go/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
13歳と言えば中2病を発症していても不思議ではない年齢。痛い恋愛をしても笑い話になる年代です。でも歌詞には“これでいいのと 仕方ないのと”、迷いを振り払った言葉をつづります。
恋愛対応レベルが最高位に近づかないと“二人の空間しか存在しなかった”、なんて思い出も成立しません。
そのデビュー曲から約6年を経た「BYE BYE」。大人の恋に一歩踏み込んだ、恋愛模様はどんな成長や変化をしているのでしょうか?
「BYE BYE」だけどオープニングとして使われました♪
番組のオープニングや映画の主題歌などタイアップで、話題になることが多い加藤ミリヤさん。
先ほどのデビュー曲「Never let go」とカップリング曲の「夜空」はTVの音楽番組のオープニングとして使われました。
最も有名なのは、2012年ロンドンオリンピックのコカ・コーラキャンペーンソング「HEART BEAT」ですね。ロンドンで初の単独ライブを行うなど、沢山のアツいパフォーマンスが地球を駆け巡りました。
そして2010年3月に16枚目のシングルとしてリリースされた「BYE BYE」もやはりタイアップ曲として、音楽番組のオープニングに起用されました。
2010年4月に流行っていた曲は?
BYE BYE
TBS系「CDTV」2010年4月度オープニングテーマ
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BYE_BYE
2010年4月3日のCDTVで「BYE BYE」は7位にランクインしています。
CDTV私も良く見ています。最近傾向が変わりましたが、音楽情報の宝庫として、今でも楽しみな音楽番組の一つです。
この2010年4月のCDTVは東方神起の「時ヲ止メテ」・坂本冬美さんの「また君に恋してる」・嵐の「Troublemaker」など、8年経ったと思えない曲が沢山ランクインしています。
加藤ミリヤさんの曲から話がそれてしまいました。でも切ない涙を流す前の心の準備体操になったのなら幸いです。では「BYE BYE」の深層心理に迫ります。
プライベート空間のごあいさつ?!
タイトルの「BYE BYE」はバイバイですから別れの時に使う言葉です。最近ではビジネス以外にも、顔を合わせた時にお疲れ様。その後諸々終わってからも、お疲れ様を使うケースが増えています。
こんにちはやさようならのフツーのあいさつを耳にする機会が減っている気がします。「BYE BYE」はプライベート、しかも狭い空間で告げられたのでしょうね。
出会いと別れを
何度繰り返せば
僕たち
幸せになれるの?
あなたの背中が遠くかすんでいった
美しい想い 儚い夢
寂しくはない
忘れないで
bye bye bye bye
愛しいあなたと同じ夢を見て
一緒に前に進んでいた
だけどお別れなんだよ
出典: BYE BYE/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
乗り越えられない目の前の恋♪
恋に落ちた二人が願うのはHappy End。例え行き違いがあったとしても、それを乗り越えられるのが幸せになる条件です。でも「BYE BYE」に登場する二人の恋は、曇りのち雨を予感させる恋です。
歌の初めの歌詞が、この恋の難しさを物語っています。一旦は別れたけれど、またよりを戻すことを繰り返したけれど、現状はこの問いかけ。
このまま恋を続けて、ホントに幸せになれる?
こんな質問を隣に座っている相手から言われたら、別れを決心するチャンスと思うしかないのかもしれません。
これまでの想い出を糧にして、叶うはずのない夢を忘れる時が来たことを思い知らされます。
見せたくない涙と寂しいと言いたくない唇を、忘れて欲しくない。けれど、もうさよならを告げることを決めているような本音が垣間見えます。