7 あなたに解釈してほしい。でも介錯のような気もするんだ。
歌詞その7
愛を歌うそぶり見せつけながら
一思いに、こう、とどめを刺して
and I’m falling
出典: Swan/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
考察その7
ドラマでは、主人公の「ナイフ」がカギになっていました。
その影響もあるのか、はたまた単独の感情なのか、よく分からない部分ですが焦らしに疲れて答えを迫る気持ちがより強く感じます。
「とどめを刺して」の後に「and I'm falling」と伝えているわけです。
「受け入れてよ!」という承認欲求も感じられますよね。
8 ミュートな色彩変化、崩壊の儚さ、美しさ
歌詞その8
明け透けな空描きたくて
青色絞って泣き出した
血眼になって描き切った
終わった途端にハッとなって
うだった路面に倒れ込んで
笑えなくなった顔を塗り潰した
出典: Swan/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
考察その8
とどめを刺してもらえないことで苦しくなって自分で答えを出してしまったのではと思います。
そして、冷静さを取り戻したときは「やってしまった」という感覚。
僕も経験しました。
この歌詞は無音さの表現とそれに反して視覚の激変ぶりの表現が本当に美しいなと思います。
筆者もプロではありませんが、歌詞を書く人間ですのでこういった繊細な精神世界にはただただ惹かれるばかりです。
9 愛を歌う「そぶり」の終わり。一思いに
歌詞その9
愛を歌うそぶり魅せ合えたから
僕は踊りを止めて
溢れた言葉流した
「もうさよなら」
愛を歌うそぶり見せつけながら
ひと思いに、こう、とどめを刺して
出典: Swan/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
考察その9
すごい悲しい歌に感じます。
結局「swan=白鳥」は何もしていないのではと思います。
この主人公が踊らされ、振り回され、感情に押し潰されて自滅した感覚を受けます。
「とどめを刺して」の前の「こう」が個人的には恐さや儚さをより強く伝えることができる気がしました。
この記事はぜひ楽曲を聴きながら読んでいただきたい文なのですが、耳で聴く「こう」はさらにリズムが入ってきます。
刺すことが具体的になってくるので筆者はそこにも怖さを感じました。
おわりに
今CMや映画の主題歌などに抜擢され今後さらなるブレイクを期待できそうな[Alexandros]。
筆者はボーカルの川上洋平のナチュラルな英語の発音が好きなので、この楽曲をきっかけに今後英語の歌詞の楽曲も注目していきます。
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