Sorrow made you
In the bottom of the dark sea
Sorrow made you
償い続け…And die

出典: THE INVISIBLE WALL/作詞:流鬼 作曲:the GazettE

“あなたが作った悲しみ”

そいつが殺さなければなかった「悲しみ」ということですね。

身勝手で与えられた「悲しみ」。

そんな解釈でいいのかもしれません。

“暗い海の底に”

光が届かないと言われる海の底は「終わらない悲しみ」を表現しているのでしょう。

“そして死”

罪を償って最後は死を選べということでしょうか。

悲しみを与えられた人間が相手を恨んでいる様子が痛いほど伝わりますね。

ここの歌詞は曲では何度も繰り返されています。

そしてサビとして全体的にも何度か繰り返されています。

その事からとても相手に憎しみを抱いているのが伝わっています。

怨念の様にずっと繰り返されているのが恐ろしいほどに…。

殺人は虐待なのか

Sorrow made you
In the bottom of the dark sea
Sorrow made you
愛情も知らぬ孤独なパレード
Sorrow made you

出典: THE INVISIBLE WALL/作詞:流鬼 作曲:the GazettE

THE INVISIBLE WALL」の歌詞は「何かを殺した相手」に歌われているというのはわかりました。

このサビの部分の歌詞からは「子供」が連想できます。

生まれながらにして「虐待」を受け親の愛情を知らない子供

虐待をする親は自身も虐待を受けて育ったと良く聞きますよね。

そんな状態が子供、またその子供へと繰り返される。

その事を「パレード」と例えているのかもしれません。

本来「パレード」とは楽しく明るい事ですよね。

しかしこの部分の歌詞に「パレード」と出すことでホラー映画のような世界観が感じられますよね。

とにかく怖い歌詞です。

「INVISIBLE WALL」に込められた意味

永遠の悲しみ

THE INVISIBLE WALL」は自分が望まない悲しみを与えられ、恨み続ける歌なのかもしれません。

大切な人を誰かに殺された」その怒りと悲しみをこの歌が表しているように感じます。

殺された相手を弔うというよりは、殺した人間を恨み続けているのでしょう。

歌詞の中の英詩は同じ事が何回も繰り返されています。

歌も何度も繰り返し歌っています。

憎い相手に何度も何度も訴えかけるような姿が想像できますね。

PVの映像も含め「永遠に続く悲しみ」が全体的に表れているように感じました。

苦しみが伝わる全体像

失った相手は誰なのかわかりません。

しかし、罪のない誰かを殺し平然と暮らしている人間もいます。

世の中には「殺人」という決して許されない事をしたのに生き続けている人間もいます。

そんな相手に向けて歌っているのかもしれません。

例えば少年法で守られ、罪のない子供を殺したのに出所した犯人。

この様な人物に歌っているのかもしれませんね。

the GazettEは社会に対して歌う曲も数多く存在します。

そんな曲の中の1つが「THE INVISIBLE WALL」なのかもしれませんね。

犯罪により自分の大切な人を失った人は、私たちが想像もできない深い悲しみに突き落とされてしまいます。

何年経っても自分が死ぬまでずっとその気持ちは消えません。

そんな深い傷を負ったのに、殺した犯人は生きている。

これはどう考えても許す事は難しいですよね。

もしかすると「見えない壁」というのは「法律」なのかもしれませんね。

収録アルバムの世界観

【THE INVISIBLE WALL/the GazettE】歌詞の意味を和訳して解説!PVありの画像

SE曲が多い収録内容

the GazettEアルバムの中でも「THE INVISIBLE WALL」が収録されたDIMはSE曲が数曲入っています。

全てアルバムDIMの世界観を表したものになっているのが特徴です。

DIM収録曲の中でシングル曲「紅蓮」が収録されています。

「紅蓮」も悲しい曲なのですがその「紅蓮」の前に「子宮」というSEが入っています。

このSEはひたすら赤ちゃんが泣いている声が入っているのですが、それがまたなんとも雰囲気が出ているのです。

怖いと言ってもいいほどではないでしょうか。

「DIM」には人気のシングル曲も収録されています!

【THE INVISIBLE WALL/the GazettE】歌詞の意味を和訳して解説!PVありの画像

DIMの収録曲はシングル発売曲として

  • 紅蓮
  • LEECH
  • DISTRESS AND COMA

が収録されています。

「紅蓮」や「DISTRESS AND COMA」は聴かせるナンバーthe GazettEの中でも人気曲になります。

それらとは打って変わって「LEECH」は激しくアップテンポのナンバーです。

アルバム全体としてとてもバランスが取れています。

最後に