楽曲について

NMB48【青春のラップタイム】歌詞の意味を解釈!青春をかけて走る心情とは?君への想いを読み解く!の画像

「青春のラップタイム」はNMB48のデビューシングル「絶滅黒髪少女」のカップリング曲です。

2011年7月20日に発売され、通常盤Type-A、Type-Bにそれぞれ2曲目に収録されています。

カップリング曲であるチームN「青春のラップタイム」は、チームN 2nd Stage「青春ガールズ」公演の発表済み楽曲をシングルに収録したもの。NMB48初のオリジナル楽曲であり、同公演中唯一のオリジナル楽曲でもある。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/絶滅黒髪少女

センターを務めるのは「さや姉」こと山本彩楽曲の歌唱メンバーはこちらの16人となっています。

青春のラップタイム
小笠原茉由、門脇佳奈子、岸野里香、木下春奈、小谷里歩、近藤里奈、篠原栞那、上西恵、白間美瑠、福本愛菜、松田栞、山口夕輝、山田菜々、山本彩、吉田朱里、渡辺美優紀

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/NMB48の楽曲一覧

タイムを競って走り抜けていく。

そんなアップテンポのメロディに乗せて恋心が爽やかに歌われています。

主人公はなぜ走るのか、歌詞に込められた思いを読み解いていきましょう。

遅れてしまった約束

遅刻の理由

君との約束を
忘れたわけじゃなく
バスケの練習で
遅れてしまったんだ

出典: 青春のラップタイム/作詞:秋元康 作曲:川浦正大

歌の主人公はバスケ部に所属している男子学生。

歌詞は彼の言い訳のような言葉から始まります。

彼には付き合っている彼女がいるようです。

放課後一緒にどこかへ行く約束をしていたのでしょう。ですが、部活の練習が長引いてしまったようです。

約束の時間はとうに過ぎてしまっています。

彼は慌てて、待たせている彼女のことを想いながら、遅れてしまった理由を述べているようです。

その言い訳は誰に言うでもなく、彼の頭の中だけで繰り広げられている様子。

約束に遅れてしまったのはあくまで部活のせいなのです。

だから仕方ない、自分は悪くない、と自分を正当化させているようにも感じられます。

一人待つ彼女が心配していたり、もしかしたら怒っているかもしれない。

そんな不安や焦る気持ちを紛らわせたいという心理ですね。

周りへの遠慮

「彼女を待たせてるから」なんて
言い出せやしないだろう?
学校を出て
駅までの道
AH- 全力疾走
(GO!GO! GO!GO!GO!)

出典: 青春のラップタイム/作詞:秋元康 作曲:川浦正大

遅れてしまった理由は単に部活が長引いたからだけではないようです。

理由を話して、途中で抜け出すことはいくらでもできたのでしょう。ですが、それができませんでした。

練習を抜け出す理由に彼女との約束を持ち出せなかったのです。

彼女のことを周りに伝える気恥ずかしさや、部活に一生懸命な仲間たちへの遠慮があったのでしょう。

約束に間に合わなくなった背景には彼なりの葛藤があったのですね。

そうして時間いっぱい練習をした主人公は着替えや片づけを済ませ、急いで学校を飛び出します。

ありったけの力を持って走り、彼女の下へ急ぐのです。

一生懸命に走る

青春のラップタイム
競うみたいに
息を切らし
汗びっしょりになって
1秒でも巻き返そう
たったひとつの理由は
好きだから

出典: 青春のラップタイム/作詞:秋元康 作曲:川浦正大

駅で待つ彼女の下へ全速力で駆ける。

サビではそんな主人公の様子を陸上競技のタイムにたとえて爽やかに描かれます。

一通り部活の練習を終えた後です。それなりに疲れていることでしょう。

ですがそんなことは関係ありません

流れる汗も気にせずに、遅れてしまった時間を取り戻すため主人公は全力で駅へと走ります。

それほどまでに彼を駆り立てる理由は何でしょうか。

答えはストレートな言葉でつづられています。

彼女を想う気持ち。それが主人公の原動力となっているのです。

会いたい気持ち