新しく始まることは
『Go with the Flow』（ゴー・ウィズ・ザ・フロウ）は、木村拓哉の1作目のオリジナルアルバム。
収録曲：NEW START 作詞：いしわたり淳治、作曲：水野良樹、編曲：TAKAROT コロプラ「白猫プロジェクト」CMソング
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Go_with_the_Flow
楽曲作りに参加したアーティストも豪華ですね。
作詞はアイドルから実力派まで多くの名曲を生み出している、いしわたり淳治さん。
水野良樹さんが作曲での参加というのも目を引きます。
そして起用されたのはゲーム界の歴史を彩る「白猫プロジェクト」だったことにも注目が集まりました。
それではこの後は歌詞の解説に移ります。
絶対に始まる新しいこと、そのためには何が必要なのかを紐解いていきましょう。
つながればそれで挑みます
さあ ここが New Start！ 君もNew Star！Go Now！道なき未知を
さあ ここが New Start！ 僕らがNew Star！Go Now！明日へ 風を巻き起こせ
(Do do da da da ・Do do da da da da) 時代を変えろ
(Do do da da da ・Do do da da da da) 響かせろ その声を
出典: NEW START/作詞:いしわたり淳治 作曲:水野良樹
歌詞の始めに出てくるフレーズにはすでに未来のためのワードが満載です。
順番に見ていきます。
まず出てきたタイトルを訳せば「新たな出発」となるでしょう。
新しく始める決意表明ともとれる歌い出しですね。
過去に1度始めたことが終わって、また新しく始まることも示しています。
こだわることなく始めれば輝ける。今ここで始めることで未来が見えるのでしょう。
前へ行くための「道」を韻を踏んでリズムよく歌っています。
新たな始まりへの決意を繰り返すことで自分の心も高揚してくるのでしょうか。
近くにいるすべての人を巻き込んで、その先での輝きを目指しています。
その次はもう動き出していることが分かる英単語の「Do」。
木村拓哉さんが「do」「da」をビートにのせて駆け回ります。
続けて読めば「ドウだ」「必ずやってやる」と挑戦を恐れない魂もあるのでしょう。
新しく始めれば今だって大きく変えられる。木村拓哉さんが挑んだ歌声に悲壮感はありません。
感じて欲しい、知って欲しいのはそこだから
求めるのは緩い結果じゃない
好き嫌いで 分かり合える人と つるんでるの？
勝ち負けを どうしてまたすぐ つけたがるの？
出典: NEW START/作詞:いしわたり淳治 作曲:水野良樹
新たな出発へ動き出した次は、考え方も新しくしようと歌います。
思考回路を変える、それも新しい考え方をするのはできそうでできないことです。
最初に出てきた「道」は考えるルートも示していたのでしょう。
今までと変えてみようと挑むのはまず人との付き合い方です。
好みが似ているのは食べるものだけではありませんね。
ぶつかり合うことは無い、考えることが似通っている人との会話。
楽しいひと時が過ごせるでしょう。
相手よりも上の立場になることで得られる優越感。
これも人の心を心地よくさせます。
でもそのようなぬるま湯の中にいるだけでは、自分も未来も変われないのでしょう。
想像すれば輝ける
“分かり合えない”の 向こう側を 見てみたくない？
僕と君とで創ってしまえ 楽しい世界
出典: NEW START/作詞:いしわたり淳治 作曲:水野良樹
緩いつながりの中で出した結果は、清く正しいまとまりを見せてくれるでしょう。
優等生ででいることを求められても疑いもしませんでした。
でもそこには挑戦も変化もありません。
次に投げかけられたのはこんな問いかけでした。
議論を交わすことで生まれる新しいこと、それを手にしてみないか？と。
ここでは結論も結果も関係ないのでしょう。それは「創」の字が表しています。
形になっていないものから、全く新しい形をつくり出す創造。
ためらわず「やる気がある同志でやればいい」と強く投げかけます。
そうして出来上がる世界にあるのは「楽」。
快楽や楽園も「楽」がつきますが、「音楽」にもこの漢字が使われていますね。
ソロ活動が始まった自分へのエールにもなっているのでしょう。
次の歌詞でそれを確信することができます。
Shout It！Shout It！Burning,Burning In Our Heart！
出典: NEW START/作詞:いしわたり淳治 作曲:水野良樹
燃えている・燃焼と見ているだけで熱くなる、現在進行形で並んでいます。
そして燃えているのは内側です。熱い心を感じているのは自分たち。
