映画の主題歌として話題に
『愛のゆくえ』は、映画の主題歌のために書き下ろされた楽曲となっています。
もともとのバンドのファンはもちろん、映画を見た人からもこの曲は注目を浴びました。
『愛のゆくえ』は、たくさんの人にきのこ帝国の魅力を知らしめる1曲となったのです。
『湯を沸かすほどの熱い愛』
銭湯「 幸 さち の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと 出 しゅっ 奔 ぽん し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。
そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。
出典: http://atsui-ai.com/story/index.html
この映画は、余命2ヶ月の宣告を受けた母が、最後まで家族のために生き抜く姿を描いた愛の物語です。
涙なしでは見られない名作として評価されています。
作中では喜怒哀楽のさまざまな感情が描かれ、人間らしさのあふれる作品となっています。
愛、生と死、そして別れを描いた映画のために書き下ろされた『愛のゆくえ』。
映画自体のすばらしさはもちろん、この曲でさらに涙が止まらなくなった。
映画を見た人からは、そんな楽曲を評価する感想も多くあがっています。
『愛のゆくえ』
アルバム「愛のゆくえ」
「“愛のゆくえ”をめぐる、9つの物語から成る短編集」
出典: http://kinokoteikoku.com/2016/
きのこ帝国のギターボーカルを務め、全曲の作詞作曲を手がける佐藤千亜妃さん。
彼女は、アルバム「愛のゆくえ」について上のように述べています。
このアルバムは、”愛のゆくえ”という題材を作品全体で表現したものとなってるのです。
アルバムのタイトルにもなっている「愛のゆくえ」。
この作品にとって、『愛のゆくえ』という1曲は非常に重要な存在であることがわかりますね。
『愛のゆくえ』について
『愛のゆくえ』は、愛する人の存在、そして別れ、失うことを描いた楽曲となっています。
”愛”、そして”失うこと”、”生きていくこと”は、一体不可分です。
誰かを愛し、そして別れ、失うことから、人は逃れることはできません。
独特の世界観のような、どこにでもある日常のような。
この曲を聴いていると、そんな不思議な感情が生まれます。
この曲を流すと、まるで冬の冷たく穏やかな海を漂っているような感覚になります。
”死”や”別れ”、”失う”という悲しいことも、この曲は全部美しく包んでくれるのです。