チャラン・ポ・ランタンとは
2009年に結成されたソングライティングとアコーディオンを担当する「小春」とボーカルを担当する「もも」による姉妹ユニットが、「チャラン・ポ・ランタン」です。
シャンソン・歌謡曲・バルカン音楽など、多様な音楽性を感じさせる唯一無二のポップサウンドを奏でています。
大道芸人として人気と実力を高め、YouTubeで動画が広まったことで話題を集めました。海外でも評価されており、「オルタナティブ・シャンソン」とも呼ばれています。
この謎めいたキュートなルックスと、他の人には真似できない音楽は1度目にすると忘れられないのではないでしょうか。
ちなみに、このチャラン・ポ・ランタンというバンド名は「音の響きでなんとなく付けた」と小春は語っています。
2014年7月にシングル「忘れかけてた物語」でメジャーデビューを果たしました。
ドラマ・CMなどで、彼女たちの曲を耳にすることもどんどん増えてきている、要注目の姉妹ユニットです。
「進め、たまに逃げても」について
まず、チャラン・ポ・ランタンの「進め、たまに逃げても」の基本情報について紹介します。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」オープニングテーマ
「進め、たまに逃げても」は大人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のオープニングテーマに使われました。
エンディングテーマの星野源の「恋」が社会現象と言えるほど話題を集めましたが、チャラン・ポ・ランタンが担当したオープニングテーマも忘れてはいけません。
スカをベースにした軽快な曲調と、表情豊かに弾むようなボーカルがドラマを盛り上げていました。
このドラマは海野つなみの同名のマンガを原作となっています。小春はその原作マンガを読んでこの書き下ろしました。
歌詞や曲の雰囲気など世界観がしっかりリンクしている所も聴きどころになっています。
MVはストーリー仕立て
MVもドラマの内容とリンクしたものになっており、ストーリー仕立てになっています。
演奏をする小春と歌うももがメインになっていますが、ももが恋人と出会って結婚をするまでが描かれています。
ドラマにも出演している俳優の「成田凌」が、ももの相手役を務めている所もポイントです。
ももと息の合ったコミカルな演技を見せており、とても微笑ましいラブストーリーに仕上がっています。
「いってきます」「いってらっしゃい」という掛け合いの部分が特に素敵です。そして、最後にはちゃんとオチもあります。
ミニアルバム「トリトメナシ」に収録
アップテンポな軽快なサウンドとストーリーのある歌詞が魅力の「進め、たまに逃げても」は2017年1月発売のミニアルバム「トリトメナシ」に収められています。
Mr.Childrenがアレンジと演奏で参加した「かなしみ」や、NHK「みんなのうた」で放送されたインパクトのある「まゆげダンス」など聴きどころの多い豪華な作品です。
東京スカパラダイスオーケストラ・片平里菜・Reiなど、さまざまなアーティストが参加していることもこのミニアルバムの魅力となっています。
タイアップ曲も多いこのアルバムは、「ほぼフルアルバム」といえるボリューム満点の内容です。
まだ、「トリトメナシ」を聴いたことがないという方は、この機会にぜひ聴いてみてください。
歌詞の意味を紐解く
「進め、たまに逃げても」の気になる歌詞の意味を紐解いていきます。
たまに逃げたって良い
見せて 未来の私
笑ってるの ねえ?
二人の歩幅 呼吸 仕草 重なってゆくの
見てて あの時の私
次こそは ほら 止めないで
進め、たまに逃げても
明日を手に入れろ
出典: https://twitter.com/momochan_/status/803932404985405440