DEAN FUJIOKA「History Maker」
2016年10月7日にリリースされた3rdシングル
NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚を演じ、ブレイクしたディーン・フジオカ。
香港でモデルとしてデビューしてから、台湾・インドネシアなどで俳優やアーティストとして活動、そして逆輸入というかたちで日本の芸能界に電光石火のごとく現れました。
2017年10月にスタートする日本テレビ系ドラマ「今からあなたを脅迫します」でも、主題歌を担当することが発表され、ますます歌手としても勢いづいています。
そんなディーン・フジオカの3rdシングルとなる「History Maker」は、日々自分の限界に挑戦し、歴史を作ろうと努力する人たちへ向けた応援歌です。
「ユーリ!!! on ICE」のオープニングテーマを担当
熱烈なオファーから生み出された楽曲
ディーン・フジオカがオープニングテーマを歌うことになったきっかけは、「ユーリ!!! on ICE」原案・ネーム・キャラクター原案を務めた久保ミツロウからの熱烈なオファーがあったからだそうです。
さらに、全文英語詞になっているのは、製作側からのリクエストだったそうですよ。
大量に書かれた英語詞の中からシンプルにまとめ上げた歌詞は、心にスッと響く珠玉の言葉が溢れています。
アニメとは思えないほど強いこだわりを持って作られた「ユーリ!!! on ICE」
「History Maker」の歌詞の様に、「ユーリ!!! on ICE」は数々の限界を超え歴史に名を遺した名アニメと言えます。
例えば、主人公たちが踊るフィギュアスケートのシーンは、実際に競技選手を振りつけている宮本賢二が行っています。さらに、1回1回で少しずつ成長していく演技や、滑らかなスケーティング、本物のスケート実況アナウンサーを起用するこだわり。
さらにさらに、最終回にはスイスのフィギュアスケート選手のステファン・ランビエールが本人役で登場するというサプライズもありました。
フィギュアスケートを知らない人でもそのリアルさに驚くことでしょう。アニメ放送後もイベントを開催する度に即完売となるくらい人気なんですよ!
そのオープニング楽曲には世界中を旅し、数か国語を操るディーンフジオカを起用し、世界でも通用するように英語で歌いあげました。
実際、この楽曲やオープニングダンスは注目を浴び、振り付けを踊ったスケーティング動画なども世界中から投稿されています。
「History Maker」の歌詞
この鼓動が聞こえるかい?
Can you hear... my heartbeat?
Tired of feeling, never enough
I close my eyes and tell myself
That my dreams will come true
出典: https://twitter.com/jsminas/status/865398804580769792
アニメ「ユーリ!!! on ICE」への書き下ろしなので、この曲の主人公たちはアスリートの気持ちだと考えるとわかりやすいですね。
「Tired of feeling」=「うんざりして」と「never enough」=「満たさることのない」という英文なので、「満足できない現状にうんざりしている」ということでしょう。
では、心の底から充実している(満たされている)と感じるのは、いつなのでしょうか。アスリートなら、勝利を手にした瞬間、夢があるならそれが叶った瞬間ですね。
それを手にするために、主人公は自分自身と向き合います。
「I close my eyes and tell myself」=「私は目を閉じて、自分自身に言う」
「That my dreams will come true」=「私の夢がかなう時が来た」
この一文から、この主人公が悔しい思いや、満たされなかった気持ちを抱えながら今大一番に向かう瞬間が想像できますね。
大事な試合に向かう瞬間の緊迫した空気を感じます。最初のフレーズ「Can you hear my hertbeat?」=「僕の鼓動が聞こえる?」は、この高鳴る鼓動が聞こえる?と聞いているようですね。
さあ、踊り出す時間だ!
There'll be no more darkness
when you believe in yourself you are unstoppable
Where your destiny lies, dancing on the blades
You set my heart on fire
出典: http://sp.uta-net.com/song/216441/