Good Old-Fashioned Lover Boyとは
フレディ歌うデートへ向かう少年とそれを茶化すコーラス部分が、掛け合いをするような形で進んでいく本曲。
曲名のとおりオールドファッション、つまり古き良き時代の恋愛スタイルを好む少年がなんとも魅力的です。
フレディ・マーキュリーが作詞作曲したことから、男性同士の恋模様を歌ったとも言われています。
恋をしたことがある人ならば誰もが共感できる、魅力的な楽曲ですよ。
主人公が目指す、オールドファッションな男性とはどんな男性なのでしょうか?
歌詞解説スタート
古典映画のような楽曲
I can dim the lights and sing you songs full of sad things
We can do the tango just for two
I can serenade and gently play on your heart strings
Be your Valentino just for you
出典: Good Old-Fashioned Lover Boy/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
和訳をするとこんなことを表しているようです。
明かりを落として、気持ちを込めて歌を歌うよ
二人のために、タンゴを踊ることもできるんだ
心に触れる、セレナーデを奏でるよ
君だけのヴァレンチノにだってなれるんだから
出典: Good Old-Fashioned Lover Boy/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
冒頭からとてもロマンチックな歌いだしです。
古典映画のワンシーンのような甘い台詞が並びます。
ムードたっぷりな薄明りの部屋の中。
少年が恋人のために、歌を歌い音楽を奏で、そしてダンスのお誘いをする様子が目に浮かびます。
愛する人にこんなうっとりするような演出をされたら、誰でも舞い上がってしまいますね。
なおここで歌われるヴァレンチノとは20世紀初頭の銀幕のスター、ルドルフ・ヴァレンチノを指しています。
美貌で人気を博した彼でしたが、31歳というとても短い人生を送りました。
古き良き時代の魅力的な男性として、フレディは彼の名前を引用したのでしょうね。
第三者の視点
Ooh love ooh loverboy
What're you doin' tonight, hey boy
出典: Good Old-Fashioned Lover Boy/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
こんな思いが綴られています。
おぉ、色男さん
今夜はどこへ行くんだい?ねぇ、少年
出典: Good Old-Fashioned Lover Boy/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
ここでコーラス部分との掛け合いが始まります。
近所のちょっと悪そうなお兄さんが主人公の少年をからかっている、そんな情景が目に浮かびます。
ここで敢えてフレディが、本曲を主人公の目線で愛を歌うだけの曲にしなかったことに注目。
第三者の視点で主人公を歌うことで、単調な曲にならないように工夫しています。
主人公と近所のお兄さん、二つの視点から紡がれることで、劇画調のような楽曲となっているのですね。
本曲を形作る上でのスパイスとも言えるでしょう。
この後、主人公は今から愛する人とのデートに向かいます。
読み進めていきましょう。
おめかしする主人公
Set my alarm, turn on my charm
That's because I'm a good old-fashioned lover boy
出典: Good Old-Fashioned Lover Boy/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
こんな思いを歌詞にしました。