「Last Love」ってどんな曲?
そんな加藤ミリヤさんが持前の抜群の歌唱力と、深い愛を以て歌いあげる渾身の一曲「Last Love」について、今回は皆さんに詳しくご紹介していきたいと思います。
まずは、百聞は一見に如かずです。MVがございますので、独特の世界観とともに、ご覧頂きたいと思います。
MVで表現したかったこととは?
いかがでしたでしょうか?
加藤ミリヤさんならではの、独特の世界観をご覧頂けたことと思います。
歌は勿論ですが、MVへの拘りも本当に素晴らしいものだと思います。
MVをご覧頂き、皆さんお気づきのことと思いますが、点滴や車椅子が出てきますよね?
これには一体どのような意味が隠されているのでしょうか??
「Last Love」というタイトルからもこの曲は、最後の愛や恋といった意味合いになるかと思います。
しかし、MVに出てくる点滴や車椅子から、単なる最後の恋や愛とは別の意味合いが強いのかなと感じます。
私は、初めてこの動画を見た時、このMVに出てくる点滴や車椅子にとても強い印象を受けました。
また、それと同時に、主人公が大切な人を失ったその存在の大きさも感じました。
とても愛情深く、そして切なく儚い映像に胸が熱くなった方も多いことと思います。
歌詞の解釈をしてみよう
MVの映像だけでも、その世界観に引き込まれ、映像を観た人それぞれの想いがあるのではないかと思います。
それでは、続いては歌詞の解釈をしていきましょう。
その歌詞には、一体どのようなメッセージが込められているのでしょうか?
悲しく切ない気持ち
一緒に過ごしてきた
今は思い出の中に一人きりで
君がこの部屋に浮かんでは消える
会いたい、会えない、切なくて
出典: Last Love/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
まずは、出だしの歌詞からみていきましょう。
とっても切ない歌詞からスタートし、主人公にとっての大切な人が、もう傍にいないことを歌っています。
二人で過ごした思い出の空間に一人でいる時に、大切な人と一緒にいるように錯覚してしまうけど、すぐにいないという現実に引き戻されてしまうといった感覚なのでしょう。
心にぽっかりと穴があいてしまった主人公の切ない心情が心に沁みます。
やり場のない想い
愛を誓った夏の日
握りしめる手温かくて
強く私抱きしめた
愛しくて壊れそうな程
離さないでと願った
ずっと一緒だって言ったのに
どうして?君は何処?
出典: Last Love/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
そして続いてはこちらの歌詞です。
二人で過ごした思い出に浸りながらも、まだ大切な人がいなくなってしまった現実が受け入れないでいる様子が伺えます。
主人公にとって、ずっと一緒にいたいと思える相手だったからこそ、また、それを約束した相手だったからこそ、その失ってしまった喪失感がとても強いのだと思います。
ここまでの歌詞の解釈と先述のMVの様子からして、大切な人を失ったのは普通の別れではなく、『死』による別れなのではないかなと思われます。
やり場のない、悲しく切ない気持ちが、ひしひしとと伝わってきます。
大切な存在がいないという悲しい現実
もう君はいないの?
もう見に行けないの?
ずっと一緒にいたかった
二度と会えないの?
電話もくれないの?
永遠に愛してる
出典: Last Love/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
こちらは1番のサビの歌詞です。
加藤ミリヤさんの、甘くて美しくて切ない声でなぞられる言葉一つ一つが心に響きます。
失ってしまった大切な存在に、どうしても会うことができないという現実を直視しながらも、それがどれほど酷なことかということをストレートな言葉で表現しています。
いないの?見にいけないの?会えないの?電話もくれないの?など、失った存在へのとってもリアルな問いかけが余計に胸をしめつけます。
失ってもなお、変わらぬ愛を感じ、改めて存在の大きさを認識しているのだと思います。
二人が出会った場所
君との思い出をずっと探してるよ
振り返る、君がいるような気がして
いけない、いけない、歩いてこう
二人歩んできた時間
長いようで短いようで
当たり前に過ごしていた
こんなにも大切だったの
出典: Last Love/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah