声優以前にアーティスト
コンプレックスを武器に
「声優だから」という枠を外しても、蒼井翔太は男性にしては声が高い方だと思います。
もちろん、「声優だから」低い声も出せますが、地声はやはり中性的なイメージ。
見た目も愛らしい系美少年のため、ネット検索で「蒼井翔太」と入力すると、予測変換で「性同一性障害」とつながって出てくるほどに、そのワードがよく探されている模様です。
もちろん、本人は心も身体も男性なのですが。
幼い頃からほとんど声変わりをしなかったらしく、思春期の頃は自分の声が嫌いだったとか。
しかし、カラオケで女性アーティストの楽曲を歌い、それが非常に褒められたところから、蒼井翔太の「歌」が始まりました。
褒められて伸びるタイプなんですね(笑)。
コンプレックスだったハイトーンボイスを武器に、実は声優になる以前の2006年に「SHOWTA.」という名義でメジャーデビューを果たしています。
SHOWTA.での活動は3年ほどで、2016年にはベストアルバムを発表し、ジャケットの幼い蒼井翔太がますます人気を増しました。
アニメに関わる仕事がしたい
SHOWTA.からさらに改名をして、アニソン歌手を目指していたこともあります。
アニメやゲームにかかわる仕事がしたいという願望が日に日に強まり、一旦事務所から独立してフリーでの活動もしました。
やがて縁あってゲーム作品から声優デビューを果たしたのが2011年。
声優としては比較的若手ですが、10年も経たずしてここまで有名になったのですから、実力は本物です。
念願の歌手デビューも2013年に果たし、アニメのキャラクターソングだけでなく、蒼井翔太としての音楽活動も活発に行っています。
最新シングル「Eclipse」
タイアップはアニメだけではない
声優が歌うと言えば、自身が出演する作品が多いと思われがちですし、それもあながち間違ってはいません。
しかし、蒼井翔太はアニメ以外のタイアップも持っています。
ロックチューンからバラートまで、さまざまなジャンルの垣根を超えて表現される楽曲は、もはや「声優だから」では済まされないほどのクオリティですね。
アニメ『デビルズライン』OP曲に
2018年4月から放送が開始されたアニメ『デビルズライン』で、そのOP曲を飾るのが蒼井翔太の「Eclipse」です。
作中でも主人公の敵の組織の一員として出演していますが、メインキャラクターでもないのにOP曲を飾るのは意外にレアです。
まずは、このアニメの概要をわかりやすく説明した動画がありますので、ご覧ください。
現代日本が舞台で、吸血欲を持った「鬼」が主人公となるこの作品。
主人公の葛藤やトラウマを描き、恋愛要素もあり、人間模様も複雑な『デビルズライン』は、花田陵氏による漫画で、現在も連載中です。
累計発行部数は200万部を超えるという大人気作品で、アニメもいい感じにできています。
作画や設定がやや他のアニメを彷彿させる部分もありますが、ドラマ性が高く、引き込まれる作品です。
詳しくはアニメのホームページでも確認できます。
キャラクター相関図もあるので、わかりやすいですよ。
アニメ『デビルズライン』公式サイト。電子書籍でも爆発的人気を誇る大人気コミック「デビルズライン」(講談社『モーニング・ツー』連載中)がアニメ化決定!
では、ここではまずアニメOP動画を見てみましょう。