瑛人【掃除】歌詞の意味を考察！なぜ優しさは僕と君を腐らせてしまう？どこから掃除すると良いかを読み解く

部屋の隅に溜まる埃を取り除くには配慮が必要になってきます。

愛の片隅の闇とは、今の主人公の状態のことを指しているのではないでしょうか。

ちなみに、MVで瑛人さんは、1組のカップルを見守り寄り添っているかのように登場しています。

時に3人一緒にパイ投げを楽しんだり、仲良しな様子がMVからうかがえます。

映像の中でカップルを愛とすると、瑛人さんはその片隅にある闇を表現しているのかもしれません。

歌詞では、自分を愛から離れた片隅の暗い闇のような存在のように捉えています。

闇のように濁った感情が留まり、自分では取り除くことができない状態です。

最後の1文では赤カビの除去もうまくできていないのだけど、と自分を卑下しています。

赤カビは繁殖スピードが速く、こまめな掃除が重要になってきます。

ここでは掃除が得意などなたかに自身の心のケアについて尋ねているのではないでしょうか。

この箇所は穏やかな声ですが、あきらめや切なさが混じったような感情を吐き出しているように受け取れます。

自分の心をなぐさめるおまじないのような言葉なのかもしれません。 　

このくだりでは、主人公の抱えている悩みが吐露されています。

お金がないことと赤ちゃんを見て感じる思いが心の中で繋がり辛さを感じているのかもしれません。

自身の望むものについて考えさせられる場面です。

ここでは自身の友人に語りかけていると解釈してみます。

主人公は自分を信じても天国にいけないと警告のようなことを友人に言っています。

生き地獄までいかなくても、悲しみや苦しみのない天国にいるような思いはできないということでしょうか。

はっきりと意味は語られていませんが、自分を信じる友人を少し突き放しているように感じられます。

そして反対に友人を信じることで自分が幸せになれるかというと、なれないと思っているのです。

相手に何かを期待している訳ではなく、裏切られたり辛い思いをするだろうという覚悟があるようですね。

続いて自分と友人の間にある拭いきれない違和感が歌われています。

タイムアウトとは時間が足りずに物事が完了できないという意味です。

スポーツの試合やクイズ番組で時間切れとして使われる言葉になります。

また、IT用語では処理が長引いた場合に強制終了することを指します。

友人との関係は、現在すれ違いがあっても話し合いもせず放置しているような状態です。

この状態が続くと、いつか突然2人の関係が終わっても不思議ではありません。

掃除の質問としてなら友人は答えてくれるだろうし、聞けるかもしれません。

しかし、自分たちの関係性の改善について意見を求めるのは難しく、どうすればいいかわからないのです。

自分に1番必要なのは、愛を感じたり、自分の心を労わることだと考えていることがうかがえます。

まだ必要なシンクの生ゴミ掃除も終えていません。

それでもシンクの掃除よりも大事なことが、自分の心の闇を和らげることなのでしょう。

掃除を出来ていないということも余計に心を苦しませてしまっているように受け取れます。