サカナクションの「グッドバイ」とは?
2007年にデビューしたサカナクションが、9枚目のシングル楽曲としてリリースしたのが「グッドバイ」です。
作曲を担当したVo.山口は、これ以上ないほどの完成度に仕上がったことをにおわせるコメントを残しています。
いったいどんな楽曲なのか、詳しく見ていきます。
両A面シングル楽曲
2014年に発売し、バンド初の両A面シングルとなっています。
そのためどちらの楽曲を聴いても楽しめ、彼らの魅力を存分に感じることができますね!
「グッドバイ」と共に収録されている「ユリイカ」は、映画のエンディング楽曲に抜擢されています。
こちらも彼らの独特の世界観を感じることができ、芸術的な仕上がりになっているのです。
しっとり響き渡るバラード
曲調はスローテンポのバラードです。これほど独特の空気感が出せるのは、サカナクション以外にはいないでしょう。
バラード楽曲の多くは、感動できる内容に仕上がっているものが多いです。
「グッドバイ」は、他のバラードを押しのけるほどの魅力を放っており、独特の世界観に引き込まれること間違いなしです!
まるで水面に一人浮かんで、暗い世界で一人きりになるシーンを想像させます。そこまで暗い曲調ではないのですが、どこか切なく儚い気持ちにさせてくれますね。
タイトル「グッドバイ」も、この楽曲の意味を知るためのキーワードとなっています。
どうしてこのタイトルに名付けられたのかということも、意味を知れば理解できるはず。
PVの意味を紐解く
伝えたいことがはっきり感じ取ることができるPVは、必見です。
深い意味合いを持ち、聴く人それぞれで解釈にも違いがあると思います。
それもまた面白いところですね。
ごく自然に起こることの重要さを説いている「グッドバイ」のPVが、どんなものなのか、意味を紐解いていきます!
人生を描く深い世界観
PVは一つのストーリーになっており、その内容はまるで芸術作品のように感じます。映画ではなく、どちらかというとアートに近いのではないでしょうか。
二人の男女が出会い、愛し合い、そして別れる。それは当然のこと言えます。
どれだけ一緒にいても、いつかは別れがきてしまうものです。そんな自然に起こることが何より大切だということをうったえているようです。
メンバーも出演して、物語のストーリーに溶け込んでいますね!
山口は死神として登場し、生と死のはざまを描いています。
小舟を漕いで川を渡る男性。その最中で一人の女性に出会います。
しかし突然男性は姿を消し、川岸で小舟を見送る。小舟には女性だけ乗り込み、それをいつまでも見つめる男性。
川は三途の川のように感じますが、ここでは男性が先に船から降りてるのがわかると思います。
一般的に考えて、亡くなった方が先に行ってしまうものではないでしょうか。
ただ、ここにこの楽曲で伝えたいことが隠されているのではと感じました。
男性が亡くなってしまったのであれば、そこで歩みは止まるわけです。しかし、女性はまだ生きてこれからも人生を歩んでいくことが考えられます。
そのため、男性がいなくなってしまっても小舟は先へ進むしかないのです。
つまりこの川は三途の川ではなく、人生なのではないでしょうか。
グッドバイとは、男性が前へ進む女性に向けたメッセージだという解釈ができます。
別れがあっても人は立ち止まることはできない。それでも前へ進むしかないのだという意味なのかもしれませんね!
「グッドバイ」の歌詞を徹底解説!
PVでは、一つの物語を描いていましたが、作品のセリフとも言える歌詞も深い世界観を感じます。
歌詞の意味を紐解くことで、サカナクションが作り上げたストーリーを完全に理解することができるはずです。
この曲に込められた本当の意味を知ったとき、感動の物語が見えるはずです。
「グッドバイ」の歌詞
探してた答えはない
此処には多分ないな
だけど僕は敢えて歌うんだ
わかるだろう?
出典: https://twitter.com/j_rock_songs/status/796463857745076224