WEAVER

WEAVERは2009年にメジャーデビューした、スリーピースのロックバンドです。

ロックバンドと言われると、真っ先に浮かんでくるのがギターだと思いますが、このバンドギターはいません

ピアノ、ベースドラムの3人で構成されているので珍しいバンドだと思います。

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高校の同級生で結成

WEAVERは高校の同級生で結成されています。出身高校は兵庫県立神戸高等学校です。

兵庫県の進学校だと灘高校が有名なので知らない方もいるかもしれませんが、灘高校にも引けを取らないくらいレベルの高い進学校です。

著名な卒業生だと、作家の村上春樹さんがいます。メンバーも大阪大学中退、関西学院大学卒業とやはり勉強もできていたようですね。

過去のバンド形態

現在はピアノ、ベースドラムという構成ですが、結成当初は4人でバンドを組んでいました。

当時はピアノ無しのツインギターでした。メンバー1人が脱退した後に悩んだ結果、ギターボーカルだった杉本雄治さんがピアノボーカルに移行しました。

そのような形で今の構成になりましたが、ライブでは杉本雄治さんがギターを持って歌うこともあるようです。

WEAVER「僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜」

【僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜/WEAVER】歌詞の意味を解釈!の画像

「僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜」は4thダウンロードシングルです。

WEAVERの中では一番有名な曲だと思います。100万ダウンロードを達成し、筆者もWEAVERを知るきっかけとなったのがこの曲でした。

au「LISMO!」のCMソングとして起用されました。今では「LISMO!」という言葉も懐かしいものとなりましたね。

作詞はドラムの河邉徹さん、作曲ベースの奥野翔太さんが担当しています。そして編曲は東京事変のベーシストとして活躍していた亀田誠治さんが担当しています。

MV紹介

フルのMVです。リンゴの皮を剥くのと、背景に沢山散りばめられた文字が印象的です。

Cメロ後の間奏で、一気に楽曲が晴れ渡るところで、文字が地面から舞い上がるのがマッチしていてとてもカッコイイです。

歌詞解説

タイトルが物語っているように、「手を繋ぎたいだけの愛」を歌っています。

奥手、卑屈な感じを歌っているラブソングは沢山聴いてきましたが、それとは少し違う気がします。

具体的に「手を繋ぎたいだけ」という強いインパクトを持った言葉が使われているのは、聴き手にとって残りやすいし、響いてくるのではないでしょうか。

勝てないことがわかると
いつもすぐに諦めてきた
向き合う強さも持てずに

出典: 僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜/作詞:河邉徹 作曲:奥野翔太

これまでの自分のことを歌っています。

人生は勝ち負けではないと言われているし、そう教わってきたでしょう。

ですが、誰も口にしなくても、誰には絶対負けてない、誰には敵わない、と甲乙をつけてしまうものです。

誰よりも一番になりたいんだけど
現実は上手くいかないもので
だから生きることって難しい

出典: 僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜/作詞:河邉徹 作曲:奥野翔太

だからと言って努力すれば一番になれる訳もなく、その努力に対するモチベーションを保つことすら簡単なことではありません。

勝ちたい、負けたくないという上昇志向を楽しめるような意志の強い人はそんなにいるものではありません。

ただ空気を吸って吐くというだけで生きられるなら簡単ですが、人間は思考や意志を持っています。

思考や意志があるから理想を目指しますが、それはみんな同じです。だから生きることは難しいのです。

下手くそな生き方だと君は思うかな
変われない僕だったけど
同じ時を君と歩けば

言えないままの気持ちが
そっと優しい色に染まって
無くした夢さえ
君の笑顔が全部救い出していく

出典: 僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜/作詞:河邉徹 作曲:奥野翔太