LOVE LOVE SHOW/THE YELLOW MONKEY

おねえさん…

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華やかなイントロから“おねえさん”というインパクト特大のフレーズで始まる楽曲「LOVE LOVE SHOW」。

ちょっぴり昭和なテイストを感じさせるこの楽曲は、今から21年前の1997年にリリースされました。

“どこかで聞いたことのあるタイトルだな”なんて思いませんでしたか?

この「LOVE LOVE SHOW」というタイトルは、1970年代にフジテレビで放送されたテレビ番組「ラブラブショー」と同名なのです。

残念ながら私はリアルタイムではありませんでした。

しかし、それはそれはラブラブなカップルが登場しトークを繰り広げるという番組だったそうで、このタイトルに彼らが喰いついたことに納得できますね。

そして昨年の12月に行われた東京ドーム公演では、世界のおねえさんやビッグなセクシーおねえさんがステージセットに登場し、その演出も話題となりました。

ジリジリと売れ続けた代表曲

もちろん人気で売れに売れたイメージのある「LOVE LOVE SHOW」。

しかしリリース後のチャートは初登場4位というちょっと意外な結果でした。

では何故、売れたイメージがあるのか…

実は「LOVE LOVE SHOW」はロングヒットした楽曲なんですよね。

ランキング上位にいた楽曲はTOP10から消え去った中で「LOVE LOVE SHOW」は5週間連続でチャートに居座ったのです。

CDが売れていた時代、ドカン!と売れる楽曲はあれど売れ続ける楽曲はごく少数

特に耳に残り一度聴いたら脳裏に焼きついて離れないので、この楽曲が売れ続けたのも理解できる気がします。

そして映画『007は二度死ぬ』をイメージして作成されたPVにはアニメキャラクターとなったメンバーが登場

後の作品「SHOCK HEARTS」のPVに使用された箇所もあるので探してみてくださいね。

複数のバージョンも存在

コンプリートしたい!

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「LOVE LOVE SHOW」は他の複数の作品に収録されています。

まず、次の作品である13枚目のシングル「BURN」。

こちらには英語バージョンが収録されているのですが、ただ英語訳にしたものではありません。

このカップリングバージョンにのみ、和訳が記載されているので持っていない人は是非探してみてください。

7枚目のアルバム「PUNCH DRUNKARD」にはテンポアップしたバージョンが収録。

アルバムのラストを飾っているのですが、楽曲の終了後には球根へと繋がる伏線も…

そして解散後にリリースされたベストアルバム「MOTHER OF ALL THE BEST」。

こちらにはシングルバージョンの「LOVE LOVE SHOW」、初回限定盤には英語バージョンも収録されています。

この収録数を見ると、いかに愛されている楽曲なのか一目瞭然です。

チャラそうで深い歌詞

一発目から鷲掴み

“おねえさん...”
あぁ あなたが欲しいよ こっち向いて
さあ 踊ろうよ 心は病気がちさ
この世界 時には素敵さ(たまにはね)
生まれてきた証しを
ごきげんよう

出典: LOVE LOVE SHOW/作詞:吉井和哉 作曲:吉井和哉

何度も言いますが、とにかく衝撃の「“おねえさん...”」。

THE YELLOW MONKEYならなんの違和感も感じさせないところが凄いです。

“あなたが欲しいよ〜”という歯に衣着せぬストレートな愛情表現

ですが、のっけから“おねえさん”からだとすごく軽く感じますよね。

本気?それともただの遊び相手?なんて思ってしまったり。

しかし詰まるところ、好きな人が居たり片思いであったら誰しもが思う本音の部分なのではないでしょうか?

病めるこの世の中、病めるほどにあなたが愛しい。

そんな病みだらけでも、たまにはいいことだってあるんです。

自分が生まれてきた、生きている実感と証明が欲しいのです。

あなたが自分のモノになってくれさえすれば…

やはり病んでいます。

キャッチーだけど深すぎるサビ

あなたのためだから、がんばれるもんね!

“愛とはあなたのため”だとか言ったら
疑われるけど がんばっちゃうんもんね
僕らは天使で悪魔さ どちらも愛の化身だよ
今日も明日もお元気で
LOVE LOVE しよう

出典: LOVE LOVE SHOW/作詞:吉井和哉 作曲:吉井和哉