『まばたき』で描かれる切ない恋心
主人公は恋心を抱く女の子
主人公は1人の恋する女の子。大好きな彼のことを毎日毎日考えています。
しかしそんな大好きな彼は、すぐ会える距離にいません。
遠距離恋愛なのかもしれませんし、もしかすると喧嘩して距離を置いているのかもしれません。
はたまた、実は女の子が彼に片思い中のようにも捉えられます。
この楽曲の歌詞では、そんな純粋に恋する乙女の心模様を可愛らしく描いています。
恋したことのある人なら誰もが「あるある!」と首を縦に振るであろう、胸キュンエピソードが満載。
いざ、『まばたき』の世界へ…
すっかり夜も更けて、窓からはきらめく星空が見える。
主人公である女の子はベッドに入りながら、そんな美しい星空を眺めています。
しかし彼女は、ただ星を眺めているわけではありません。
視線の先にはまばゆい星があるのに、その頭の中は違うことでいっぱいです。
それは、大好きな彼のこと。美しい星空なんてそっちのけで、今宵も大好きな彼に想いを馳せています。
頭の中はあなたのことばかり
揺れ動く心
揺られたり 焦がれたり たまに夢にみたり
何も手につかない 日々の繰り返し
出典: まばたき/作詞:RINA 作曲:RINA
甘酸っぱさに思わずムズムズ…最初から典型的な「恋する乙女」の描写が登場します。
大好きな彼を想うその心は安定することなく、不安定にユラユラと揺れ動き続けています。
また1行目の夢とは、寝ている時にみる夢ともう1つ、女の子の空想を指しているのでしょう。
大好きな彼と過ごす日々を想像しては、その幸福感と実現できない虚無感に支配されています。
そんな風に毎日彼のことで頭がいっぱいの女の子は、何をするにもうまく集中できません。
女の子の心はすっかり彼のもの。それほどまでに大好きな彼のことを想い続けているのです。
常に頭がいっぱい
いつだって逢いたいよ いつか離れ離れでも
そんなことばかり考えているの
出典: まばたき/作詞:RINA 作曲:RINA
大好きな彼に対する気持ちをストレートに綴っています。
大好きな相手に対してその想いを募らせるだけでなく、逢いたいと願うのは自然なことでしょう。
積み重なっていく大好きな彼への想いは、最終的に「逢いたい」という寂しさへ変わっていく。
離れている相手への想いの強さと、その切なさ・寂しさ・苦しさが伝わってくる部分です。
あなたのことを考えすぎて…
あといっかいの瞬きで
溢れてしまいそう
その後いっかいのくちづけで
弾けてしまうくらい
好きなのに
出典: まばたき/作詞:RINA 作曲:RINA
大好きな彼のことを考える時間は、甘く楽しく幸せな反面、切なさも感じさせます。
考えても考えても、所詮それは頭の中に広がる世界でしかないからです。
考えれば考えるほど、実際に会いたいのに会えないという寂しさが募ります。
寂しさを限界まで募らせた女の子の瞳には、キラキラと輝くものが…。
そう、寂しさを抱える女の子の瞳からは、いまにも涙が溢れそうなのです。
その涙は、あと1回でも目を閉じたら零れてしまいそうなほどです。
毎日考えれば考えるほど、大好きな彼に対する想いはその強さを増していきます。
その想いは風船のように膨らんでいき、いまにも破裂しそうになってきました。
ほんの少しの刺激ですぐに爆発してしまいそうな、大きな大きな彼への気持ち。
それを抱えている様子が、可愛らしく表現されています。