あなたと一緒にいたい
夢の中でもいいから…
揺られたり 焦がれたり たまに夢でふたり
このまま醒めないで 夜の意地悪
出典: まばたき/作詞:RINA 作曲:RINA
先ほども書いた通り、女の子は夜も更けた頃、ベッドの上で彼のことを考えています。
では一体なぜ、女の子は夜になってから彼のことを考えるのでしょう。
その答えは、1行目後半にありました。
夜に彼のことを考えながら眠りにつくと、大好きな彼と夢の中で逢えるのです。
夢の世界では誰にも邪魔されることなく、大好きな彼とふたりきりになれる。
だからこそ2行目前半にある通り、ずっと夢の中にいたいと願っています。
しかし当然ながら、朝になれば夢の世界とはお別れしなくてはなりません。
さらに夜は、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。
例え夢の中だとしても、もっともっと彼と一緒にいたい。もっともっと彼のことを考えていたい。
願いに反してあっという間に過ぎ去る夜の短さ。そこに対するイライラを2行目後半で表現しているのです。
あなたと一緒に幸せな世界へ
正解は多分ないね ただあなたを愛してる
不安定な星の上で 幸せになりたい
出典: まばたき/作詞:RINA 作曲:RINA
恋愛経験のある人ならわかるかもしれませんが、恋愛に正解はありません。
それは相手との付き合い方もそうですし、相手への気持ちの伝え方もそうですね。
そして相手に対する想いの募らせ方さえも、当然ながら正解がないのです。
でも唯一明らかなことは、大好きな彼への溢れる想い。そこに嘘偽りはありません。
そんな想いを取り巻く日常生活、周囲の環境を2行目で表現しています。
環境も自分自身の心模様も何一つとして安定しませんが、それでもあなたへの想いはただ1つ。
このたった2行の歌詞の中に、女の子の一途な恋心が詰め込まれているのです。
溢れる思いが瞳を濡らす
まつげを濡らしたのは
濡れたまつげが乾く前に…
濡れたまつげが乾く前に…
濡れたまつげが乾く前に…
濡れたまつげが乾く前に…
出典: まばたき/作詞:RINA 作曲:RINA
サビの歌詞にあった通り、大好きな彼を想うと涙が溢れそうになってしまう。
そんな主人公でしたが、とうとう気持ちを抑えきれずに涙を流してしまいます。
1度流れ出した涙は、止めようと思ってもなかなかそうできるものではありません。
流れ続けたその涙は、女の子のまつげをしっとりと濡らしました。
涙を流すと心の中がスッキリすることもありますが、きっと女の子もそうだったのでしょう。
募らせているだけでは伝わらない。きちんと言葉に出して、相手に伝えなければ…。
涙で濡れているまつげが乾いてしまうのを待たずに、いますぐその想いを伝えたい。
ここの歌詞では、早く相手に気持ちを伝えたい女の子が感じている制限時間を表現しています。
気持ちが落ち着く前に…この溢れる想いが募っているいまのうちに…
いまこそ彼に正直な想いを伝えたいと、そう願っています。
だからこそ、同じフレーズを4回も繰り返しているのでしょう。
大好きな彼を想う、女の子の気持ちの強さが改めて確認できる部分ですね。
やっぱり抑えきれない彼への想い
あといっかいの瞬きで
溢れてしまいそう
その後いっかいのくちづけで
弾けてしまうくらい
好きなのに
出典: まばたき/作詞:RINA 作曲:RINA
最後のサビは、また同じ歌詞が繰り返されています。
この直前のフレーズで、女の子は気持ちが溢れ出すと同時に涙を流してしまいました。
しかしここではまた、涙を流す前の状態に戻っています。
これは、濡れたまつげが乾ききるくらいに時間が経過したことを感じさせます。
結局想いを伝えられなかったのでしょう。女の子はまたふりだしに戻ります。
大好きな彼への想いで心がかき乱されながらも、また大好きな気持ちを募らせている。
溢れ出しそうな想いを抱えながら、今日もまた眠りにつくのです。