胸がキュンとするラヴソング「サクラクライ」
本田望結自身が手がけた切ない歌詞に注目
本田望結が自ら作詞した「サクラクライ」が2021年6月にリリースされました。
別れの季節である春をテーマにした「サクラクライ」は淡いラヴソング。
本田望結が透き通った声色で切なげに歌い上げています。
学生たちにとって新たな1歩を踏み出す節目となる卒業。
期待に胸を膨らませると同時に、恋人や友だちとの別れが寂しくなることがあるでしょう。
片想いの人に気持ちを伝えようと決心した経験のある人もいるはずです。
「サクラクライ」はそんな気持ちをギュッと歌詞に詰め込み、リスナーに語りかけています。
青春時代を連想させる胸キュンソングです。
自分で作った曲でスケートを滑りたいという夢
フィギュアスケーターの本田望結。
彼女の夢は自分で作った曲でスケートを滑ることです。
その夢に近づくことができたきっかけは、2020年のプリンスアイスワールド広島・熊本公演でした。
チームの応援ソングを担当したBOOOSTに深く感動した本田望結。
BOOOSTのU-keyが過去に作っていた楽曲に自ら手がけた歌詞をのせてできた楽曲が「サクラクライ」です。
夢に向かって着実に進んでいく彼女が「サクラクライ」に込めた想いは何なのか...。
歌詞を詳しく見ていきます。
思い出に変わる
サクラクライ まだ咲くな辛い
思い出に変わってしまうから
涙つたい まだ君といたい
消せない面影
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)
別れの季節
桜が咲き始める3月。
学生にとっては卒業シーズンです。
3行目から曲の中の主人公には好きな人がいることがわかります。
その人とまだ一緒にいたい、卒業するのが寂しい。
そんな感情が垣間見えます。
忘れられない人
卒業するときに思い出す学生生活の数々。
いろいろな行事をして楽しんだり、ちょっとしたことで笑ったり。
主人公はそんな日常が全部思い出になってしまうことを切なく感じています。
好きな人と過ごした時間もどんどん色褪せていくことでしょう。
それでも好きな人の姿を忘れることはありません。
忘れたくないほど強い想いを抱いているのです。
それぞれの道を歩む
未来
4月の終わりくらいに
散り始めたこの街のサクラ
君はここを出て
自分を試すと笑った
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)
17歳の本田望結が作詞を手がけたということから、曲の中の2人も高校生なのでしょう。
桜が散る4月、好きな人が伝えたのは高校を卒業してからのことです。
スポーツが強いところなのか、あるいは専門的な学校や進学校など。
今よりもっとがんばると、将来へ向けて歩き始めたのです。
自分とは違う、遠い存在になるような気がして少し寂しさを感じる主人公が目に浮かびます。
立ち止まる心
サッカーグランド横のサクラ
あの時に撮った写真
君は練習を抜けて
気をつけて帰ってと手を振った
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)