楽曲「Hey Brother」

収録情報

アヴィーチー【Hey Brother】歌詞を和訳&解説!兄弟の絆は何よりも強い!頼れる兄に憧れる曲の画像

楽曲「Hey Brother」は2013年にリリースされたアルバムTrueに収録されています。

日本では2014年1月に発売されました。

DJとして活躍していたアヴィーチーは、EDMがメインの楽曲が多いです。

クラブミュージックのような高揚感が得られるサウンドを得意としていました。

なので「Hey Brother」のイントロを聴いて驚いたファンもいたかもしれません。

この楽曲EDMの要素を取り入れつつ、フォークミュージック特有の伸びやかさもありました。

ジャンルを飛び越えて、新しいミュージックを作り出してしまう才能。

やはり、彼は天才的だと実感するアルバムになっています。

このアルバムに限らず、アヴィーチーは自身が感銘を受けた楽曲を自分のサウンドに取り入れているのです。

「Hey Brother」もまた、彼の新たなミュージックへの挑戦なのでしょう。

ボーカリストはダン・ティミンスキー

ブルーグラス歌手とのコラボ

アヴィーチー【Hey Brother】歌詞を和訳&解説!兄弟の絆は何よりも強い!頼れる兄に憧れる曲の画像

毎回違うボーカリストを迎え、様々なコラボを実現してきたアヴィーチー。

「Hey Brother」では、ブルーグラス歌手のダン・ティミンスキーをボーカリストとして起用しました。

曲調がフォーク寄りなのも、彼の歌声や楽曲の雰囲気があってこそだと思います。

そこにアヴィーチー得意のEDMが加わることによって、唯一無二のサウンドが完成しました。

ギターが奏でるしっとりとしたイントロは、これからどんな曲が始まるのだろうか?とワクワクさせてくれます。

ジャンルを問わず、次々に人気曲を生み出していた彼のセンスが溢れる一曲です。

歌詞の和訳と意味を解説

アヴィーチー【Hey Brother】歌詞を和訳&解説!兄弟の絆は何よりも強い!頼れる兄に憧れる曲の画像

「Hey Brother」はタイトルの通り、兄弟の絆について歌われた楽曲です。

アヴィーチーには兄のデビットとアントン、姉のリンダがいます。

この業界に進むきっかけになったのは様々な音楽を一緒に聴いていた兄、アントンの影響でした。

末っ子のアヴィーチーはきっと色々な事を家族から学んだのではないでしょうか。

題名こそ「Hey Brother」ですが、曲中には"Brother""Sister"の両方が登場します。

個人的な見解ですが、これは兄と姉へのメッセージも含まれているのではないかと感じました。

そんなところも踏まえながら、歌詞の意味を解説していきたいと思います。

一生続く家族の関係

Hey Brother!
There’s an endless road to be discovered
Hey Sister!
Know the water’s sweet but blood is thicker

出典: Hey Brother/作詞:AL FAKIR SALEM LARS、BERGLING TIM、MAGGIO VERONICA SANDRA KARIN、PONTARE VINCENT FRED、POURNOURI ASH 作曲:AL FAKIR SALEM LARS、BERGLING TIM、MAGGIO VERONICA SANDRA KARIN、PONTARE VINCENT FRED、POURNOURI ASH

なぁ兄弟、ここには終わりのない道が続くんだ

なぁ姉妹、水が甘いことは知っているけれど血の繋がりはそれよりも濃い

歌詞には、兄弟への問いかけとともに、家族に伝えたいメッセージが込められています。

ここでの"終わりのない道"というのは家族関係のことを表しているのではないでしょうか。

どんなに遠く離れたところに住んでいても家族関係が切れることはありません。

例えこの世からいなくなってしまったとしてもそれは同じだと思います。

永遠に続くもの…それが家族なのです。

"血は水よりも濃い"ということわざがあります。

これはどんなに縁の深い他人でも、血の繋がっている家族や兄弟には勝らないという意味です。

英語で表記すると"Blood is thicker than water"となります。

歌詞の英語とほぼ同じ表現ですね。

つまりこの部分の歌詞では、家族の血の繋がりがより深いことについて表現されています。

"水は甘い"というのはアヴィーチー流の独特な考えが反映されているように感じました。

血が家族のことだとすると、水にあたるのは他人。

他人は自分を褒め称えてくれて、甘い蜜をたくさん吸わせてくれる…気分は最高です。

でも果たしてそれは本当に自分のことを想ってくれているのでしょうか。

上辺だけの甘い言葉よりも現実を的確に教えてくれる人の方が愛を感じます。

これは世界中から賞賛されていたアヴィーチーならではの表現だと思いました。

何があっても絶対守る

Oh! If the sky comes falling down
For you
There’s nothing in this world I wouldn’t do

出典: Hey Brother/作詞:AL FAKIR SALEM LARS、BERGLING TIM、MAGGIO VERONICA SANDRA KARIN、PONTARE VINCENT FRED、POURNOURI ASH 作曲:AL FAKIR SALEM LARS、BERGLING TIM、MAGGIO VERONICA SANDRA KARIN、PONTARE VINCENT FRED、POURNOURI ASH

もしも空が落ちてくるようなことが

あなたの身に起こったとしても

あなたのためにわたしがやらないことは何もない