YUI「GLORIA」の歌詞を解説！泣いて迷って考える…青春まっさかりの君たちへYUIが贈る応援歌

YUIさんの「GLORIA」は、聴いていると前に進む力があふれてくる曲。

落ち込んでいるときでも、心の底に火を灯してもらえるような気がします。

「GLORIA」は受験生を応援するためにつくられた曲で、歌詞には力強い言葉が散りばめられています。

しかし押し付けのように感じないのは、共感できる部分が多いからでしょう。

そんな「GLORIA」の歌詞に秘められた力を、紐解いていきます。

「GLORIA」は2010年に放送された進研ゼミ高校講座のCM曲として起用されました。

受験生に向けたYUIさんからのメッセージが歌詞に込められているのもうなずけます。

進研ゼミには高校受験のとき、お世話になった人も多いのではないでしょうか？

もしかすると「GLORIA」を聴きながら受験勉強をしていた人もいるかもしれません。

リリースから時間が経過しても「GLORIA」の力強さは色あせず、応援歌としての魅力が伝わってきます。

受験生を応援するためにつくられた「GLORIA」。

共感できる部分の多い歌詞を一緒に見ていきましょう。

「GLORIA」の冒頭では、主人公が自問自答する姿が描かれます。

叶えたい夢があるのに、現実はうまくいかなくてあきらめたくなる。

もしうまくいかなかったら、この先の人生はどうなってしまうのだろう。

受験勉強をしているときには、誰もがこのような悩みを抱えていたのではないでしょうか。

学生時代であれば、勉強以外にもたくさんのことに興味を持っていたと思います。

その中のひとつが、恋。

好きな人がいるのに前に踏み出せない。

勉強だけではなく恋も経験したいのに、将来のことを思うと勇気が出ない。

こうした青春時代ならではの甘酸っぱい悩みも、このパートでは描かれています。

主人公が抱える、未来の人生への不安に共感する部分もあるでしょう。

主人公は以前、恋をあきらめなければ答えは見つからない、と考えていたようです。

どうしてもあきらめきれない恋に悩む姿がこのパートから伝わってきます。

サビの部分では、主人公が夢に近づいては遠ざかる様子が描かれています。

タイトルにもなっている「GLORIA」は、ラテン語で「栄光」という意味の言葉です。

主人公にとっての栄光とは、自分が抱いている夢のことでしょう。

受験生応援ソングということを考えると、志望校を示していると考えられます。

勉強をして学校のテストや外部の模試を受け、判定に一喜一憂する。

そんな受験の頃の思い出がよみがえります。

結果が悪くて志望校をあきらめたくなることもあるでしょう。

今の自分の実力でも簡単に受かる志望校を選びたくなるかもしれません。

しかし主人公は、逃げずに努力していくことを決意しています。

歌詞にあるように、迷うくらいなら最初に目指した「GLORIA」を追いかけようとしているのです。

「GLORIA」の1番の歌詞からは、悩みながらも勉強を頑張っている主人公の様子が伝わってきました。

2番では、周囲の成功談を聞いて複雑な感情を抱いている主人公が描かれます。