似たようなシチュエーションの2曲ですが、実は同じエピソードがテーマになっているのです。
「さよならの季節」のMVを見ていると「第3ボタン」の歌詞に通じる部分がたくさんあります。
下駄箱でわざとゆっくりしているところや、ただうしろ姿を眺めることしかできないところ等々…。
大好きな彼に話しかけるシーンは映像にありませんが、最後に彼女の手の中にはボタンがあるのです。
このボタンこそが"第3ボタン"なのではないでしょうか。
「第3ボタン」の歌詞の中では話しかけることもできずに終わってしまった後悔が込められていました。
しかし「さよならの季節」ではボタンを手に入れる様子がMVのストーリーに描かれています。
ほぼ同じシチュエーションですが、こちらは最後に勇気を振り絞ったことが分かる楽曲になっていました。
あまりにもリアルで切ない恋心…。
実はこのエピソードはSHISHAMOのボーカル宮崎朝子さんの経験を元にしたものなのです。
ボーカル宮崎朝子の実体験
高校時代に作詞を手がけた「第3ボタン」と少し大人になってから書いた「さよならの季節」。
この2曲は宮崎さんが実際に経験した恋の模様が歌詞になっています。
想いを寄せていた先輩から第2ボタンを貰いたかったけれど、それは既に誰かのものでした。
そこで第3ボタンなら…と貰ったのがきっかけでこの楽曲が誕生したのです。
学生時代に誰もが経験するようなエピソードだからこそ、共感する人はたくさんいます。
今は制服がない学校やブレザーの学校が多いそうで、なかなか第2ボタンの風習も薄れているそうです。
でもこんな甘酸っぱい恋の経験は学生時代にしか味わうことができません。
制服が学ランの学校ならば、是非好きな人の第2ボタンを貰いに行って欲しいなぁと個人的に願っています。
最後に
今回はSHISHAMOのアルバム曲「第3ボタン」について紹介してきました。
10代の子はまさに同じ想いを抱えているかもしれないし、大人は懐かしい気持ちになるかもしれません。
SHISHAMOが歌う女子目線の恋はどの世代が聴いても心にキュンと響く名曲だと思いました。
また先ほども少し紹介させていただいた「さよならの季節」を詳しく解説した記事もあります。
【さよならの季節/SHISHAMO】卒業してしまう先輩への想いが切なすぎる!歌詞の意味・PVを公開! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
SHISHAMOの「さよならの季節」は、ある曲と同じテーマで書かれた曲だった!?切なすぎる歌詞の意味を徹底解釈します。ドラマ仕立てのPVも紹介しますよ。
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