乃木坂46 3期生の曲
「インフルエンサー」(Influencer)は、日本の女性アイドルグループ・乃木坂46の楽曲。2017年3月22日に乃木坂46の17作目のシングルとしてN46Div.から発売。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/インフルエンサー_(曲)
CDとしてはType-Dにだけ収録されていますのでご注意ください。
MVのフルバージョンもType-DのDVDに収録されてますよ。
さて、この曲は2016年に加入した3期生の初楽曲になっています。
では、早速歌詞の解釈に入っていきましょう。
1番の歌詞を読んでいこう
あらかじめお断りしておくと、この曲の主人公には「僕」という男性の一人称が使われています。
ただ、後に触れますが「男性が主人公の歌詞とはいえない」解釈をここでは行いました。
なので「『僕』なのにこれはおかしい」と思われるかもしれませんが、ご了承ください。
「森」が意味するもの
WOW…
ああ 目の前には鬱蒼とした森が (森が) 広がってる
ああ 道なき道 先へ進まなきゃ夢に近づけない
出典: 三番目の風/作詞:秋元康 作曲:丸谷マナブ
主人公の前には「原生林」あるいは「樹海」ともいえるような暗い森がありました。
実際にこのような森を歩いてみようとするとわかりますが、簡単ではありません。
草が膝より上、下手をしたら背丈よりも高く伸びていることがあります。
木の根が地面から飛び出し、足を引っかけて挫いてしまうかもしれません。
そうではなくても、道はでこぼこ、場所によってはぬかるんでいます。
さらにそこには、どんな動物が潜んでいるかもわかりません。
また、虫は確実にいますし、血を求めて襲ってくることもあります。
そんな森を、どうにかして進まなければならない状況。
これが何を意味するのかといえば、こういうところでしょうか。
- 「森」とは、これから活動する芸能界
- 「鬱蒼」としているのは、そこでの人間関係
- 「道」とは、具体的な活動内容
つまり「正解のない問いを繰り返し自分なりの答えを見つける」ということです。
その答えを見つける過程では、残念ながら邪魔をしてくる人もいるのでしょう。
あるいは利用するつもりで近づいてくる人もいるかもしれません。
と、書いてみましたが上のような例えは大げさに感じる方もいるかと思います。
しかし、実際に「芸能界でアイドル活動をする」としたら?
やはりこれくらいの「覚悟」は必要なのかもしれません。
そして「夢」ですが、これは人それぞれあると思います。
人気者になること、多くの富を得ること、人脈が広がること、などなど。
暗い森を通り抜けた先に、何が見えるのかはわかりません。
しかし「躊躇していたら絶対にたどり着けない」というのも真実なのです。
困難が (困難が) 立ちはだかって逃げ腰になりそうな
そんな試練に
誰か味方はいるか?
仲間は揃ったか?
出典: 三番目の風/作詞:秋元康 作曲:丸谷マナブ
そんな厳しい状況を前に戸惑いをおぼえ、逃げ出したくなるのもまた人間の心理。
そこに必要なのは、個人の持つ意志だけではありません。
応援してくれる仲間、あるいは先輩や師にあたる人、支援者。
多くの人の関わりがあってこそ、前に進むことができるのです。
そしてこの曲の主人公、つまり「乃木坂46 3期生」には多くの味方がいます。
まずは、同期生という仲間。
それから乃木坂46の先輩達、スタッフ達。
そして、ファンです。
五感を駆使して進む
重なる木々に太陽のない世界 (世界)
手探りしながら 競い合う枝を払い草を踏む
出典: 三番目の風/作詞:秋元康 作曲:丸谷マナブ
鬱蒼とした森の中は、木の葉が幾重にも重なっており薄暗いもの。
だからこそ、余計に不安になります。
わずかな木漏れ日、木々の匂い、折ろうとした枝の弾力、踏みつけた草の立てる音…。
このように、五感を駆使して前に進むしかありません。
暑さや蒸れ、服の汚れ、疲れ、筋肉痛などにもめげず、がむしゃらに進む姿が目に浮かびます。