曲名「JUVES」の意味

【JUVES/Diggy-MO'】歌詞&曲名を徹底解釈!隠れた意味を理解して…起こせ!革命!!の画像

JUVESは英語ではなく、造語

曲名の「JUVES」という単語。

英単語かな?と思ってしまいがちですが、実は英和辞典で「JUVES」という単語は存在しません。

「JUVES」というタイトルは、英単語の"juvenile"から作られている造語

"juvenile"という単語は「若々しい」「子供らしい」「少年にありがちな」という意味です。

語尾が"ES"となっているので、名詞となり「若々しさ」「子供らしさ」といったところでしょうか。

若々しさ=衝動的

更に調べてみると、Diggy-MO‘本人曰く元の意味に創造を加えて「JUVES」の曲名は「衝動」という意味を表しているそうです!

確かに大人に比べると、若い方が衝動的なイメージがあるので、「若々しさ」と「衝動」を繋げることにあまり違和感はありません。

衝動的であることは、しばしば大人たちから批判されることもあります。しかし、この曲では「衝動」を批判しているわけではありません。

むしろ「衝動的に生きろ」と後押ししてくれるような曲なのです。

少年たちの心に火をつける、「衝動的」で熱いサウンド

この曲の主人公は繊細で、大人たちの綺麗事に違和感を覚え始めた少年。 そんな少年に、この歌詞は語りかけていきます。

まさに「JUVES」は、汚い大人の世界に矛盾を感じる少年に「もっと衝動的に生きろ!」と背中を押す、熱い曲なのです。

世の中に違和感を感じ始めた少年

違和感を感じた気持ちに蓋をするな

Speculation(思惑的) 遊ぶ Love some(愛あるもの)
DESIGN JUVE-ISM ADVENTURE(衝動的な冒険を志す) なら Feel it!(感じろ)
In Desperation(やけになって) 欺くSomethin'的な(ような)
スタイルで通すならFreaky(異常)
似たモン同志でBeat it!(逃げろ)

出典: JUVES/作詞:Diggy-MO' 作曲:Diggy-MO'・JUNKOO

1番目の歌詞冒頭、少年はある光景に違和感を感じてしまいます

最初の歌詞から読み取れる言葉は、大人たちの様子を表しているのではないでしょうか。

「愛してるよ」と言いながらも、そこには「自分の思う通りに相手を操りたい」という思惑が潜んでいることもあります。

つまり、世の中は綺麗事だけじゃない…それに少年は気づいてしまったのでした。

そんな少年を見て、社会に染まってしまった人なら違和感に蓋をするように、上っ面の言葉をかけるかもしれません。

しかし、この歌詞では「いいぞ!」と後押しするのです。

少年が気づいてしまった、汚い大人たちの世界。もし見て見ぬ振りをしてしまえば、少年もそんな汚い大人の仲間入りを果たしてしまいます。

それが嫌だと思うならば、感情を捨てるな!と違和感を肯定しています。

まさしく大人の鏡。「こんなかっこいい大人になりたいな」と思ってしまいます。

夢見る少年を傷つけた大人たちよ、失せろ!

気付けよ This Dreamin' Kidz(夢見る少年たち)
ほら 癒えない傷隠しきれず Depth (深く)
Hysteric(感情的)な Midnight GIG(真夜中のライブ)
そう Priority(優先順位) だのなんの気遣う Pretendin' Mista Get Down!(紳士たちは失せろ)
脳内の Vis(ネジ) 2,3本とんじゃってて Best 最高の Vista(眺め)

出典: JUVES/作詞:Diggy-MO' 作曲:Diggy-MO'・JUNKOO

ここでは、夢見る少年たちを更に後押し。

「大人たちに傷つけられたんだろう?」と問いかけているように感じます。

4行目の歌詞から読み取るに、少年は何か夢を持っていたのではないでしょうか。

しかし、それにも関わらず周りの大人たちから「優先順位を考えろ」となだめられたのでしょう。

子供が夢を見ることは、大人にとって都合が悪いこともあります。

この曲は、そんな紳士ぶった大人たちに歌詞は「失せろ!」と喝を入れるのです。

矛盾を感じられるからこそ、少年にはチャンスがある