MIYAVI【TORTURE】について
「TORTURE=トーチャー」で"拷問"という意味です。
2010年の9月にメジャー10枚目のシングルで、世界のMIYAVIとしての一歩となったアルバム『WHAT'S MY NAME?』の先行シングルとしてリリースされました。
シングルの帯の裏には"MIYAVI Re-Debut Single"と銘打たれ、新たな展開に向けた作品という意気込みが感じられます。
前作から3年半振りとなったシングルの前のリリースは"陽の光さえ届かないこの場所で feat. SUGIZO"。
2006年に結成されたX-JAPANのYOSHIKIさんプロデュースのユニットS.K.I.N.のギター同士という縁からLUNA SEA、X-JAPANのSUGIZOさんがゲスト参加したシングルでした。
それから3年の間には、自身の入籍、今までのヴィジュアル系からの脱却という考えでなければ難しかったでしょう。
長年在籍していたレーベルの移籍、まさに転機と考えなければいけない時期だったようです。
そうした背景の中で再デビューというタイトルも掲げリリースしたシングル「TORTURE」。
それまでのビジュアル系のギター&ボーカルとしてのスタイルから、一新してドラムのBOBOさんと2人だけのシンプルなサウンド。
"サムライ・ギタリスト"としての幕開けの曲となりました。
初回限定盤に封入されていたタトゥーシールとライブCDは豪華だった!?
シングルは通常盤と初回限定盤の2種類がリリース。
カップリング曲は「REVENGE」この曲はこのシングルでしか聴けない曲となっています。
そして封入されていたのは"タトゥーシール"
全身くまなく彫られたMIYAVIさんと同じものではなく"雅 -MIYAVI- TOTURE"の文字が入ったシールです。
初回限定盤はファンのための超豪華といえる内容のEXTRA Live CD付きでした。
カップリングは隠れた名曲
通常盤は2曲収録でありながら500円のワンコインシングル!まだMIYAVIさんを聴いたことがない人へも、ぜひ聴いてもらいたいという意味でこの価格となったようです。
収録されているカップリング曲「S.M.F.B.」はライブアルバム『LiveInLondon2011』にライブ曲として収録されています。
タイトルは"SuperMotherFuxxxxBixxx"の略、タイトル通りパンキッシュなパンチのある隠れた名曲です。
ライブではイギリスでも略さずそのまま言ってるのが強烈!世界中で叫んでいたと思うとMIYAVIさん凄い!と改めて思わされます。
どちらも魅力あるシングルですので、ファンならどちらもマストバイ!ですね。
躍動感と独特の雰囲気漂うPV
BOBOさんと2人だけのシンプルで躍動感溢れる演奏もカッコいいのですが、吹きっさらしの謎のヒーロー(!?)
PVの内容には関係なく思えるのですが、最後の最後で意味があるように思えてきます。
歌詞を和訳&解説
それでは「TORTURE」の歌詞と和訳から解釈していきましょう。
他の楽曲の歌詞から一線を画するほど、ネガティブに見える歌詞です。
シンプルなギターのカッティングと叫びのような歌い方が、歌詞に表現した苦しみを心に訴えてきます。
人生はお伽話じゃない、道を進むだけ
逃げても、祈っても何も変わらない。ただ自分の信じた道を行くしかない。
果てしなく続く痛みと苦しみの中でも、最後に進むべき道を表しています。