サカナクション
2005年結成、2007年デビューのオルタナティブ・ロック・バンド、サカナクション。
男女5人の構成で紡ぎ出す音楽は、どれも実験的で新鮮。
広い世代のファンから支持される一方、各方面のクリエイターたちにも高く評価される、ハイレベルなサウンドクリエイター集団です。
アルクアラウンド
80年代のダンスミュージックやフュージョンを連想させる、どこか懐かしいレトロ感が魅力の楽曲です。
しかし80年代を知らない若い世代には新鮮な音楽として受け入れられ、サカナクションが音楽に精通したファンだけでなく、若い世代からも支持されるきっかけとなりました。
kikUUiki
サカナクション4枚目のオリジナルアルバム。
リード曲「アルクアラウンド」のヒットもあり、初登場で3位という、サカナクション史上最高位を獲得しました。
タイトルの由来は海水と淡水が交わる水域「汽水域(きすいいき)」から連想された造語。
相容れないものの融合という意味があるそうです。
山口さんってそういう、なんかオシャレでインテリなネーミングセンス光りますよね。
ちなみに、iTunes Rewind 2010にて、ロック部門のベストアルバム賞を受賞しています。
収録曲
1. intro = 汽空域
2. 潮
3. YES NO
4. アルクアラウンド
5. Klee
6. 21.1
7. アンダー
8. シーラカンスと僕
9. 明日から
10. 表参道26時
11. 壁
12. 目が明く藍色
13. Paradise of Sunny
出典: https://www.amazon.co.jp/kikUUiki-%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/dp/B00357253A/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1506780037&sr=8-1&keywords=%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%80%80kikUUiki
PV
映し出されるのは、リンゴを食べながら歩く山口一郎さん。
ネオンカラーの服装は、エレクトロミュージックのイメージでしょうか。
歌詞のパネルを倒しながら、歩くスピードはメロディに合わせて早くなっていきます。
その後、歌詞はパネルではなく、スタンドを組み合わせたものに変わっていきます。
まるでアートの展示物のようなリリックにまぎれて、演奏するメンバーも映り、流れていきます。
歌詞はその後、本、映像の中、水槽の中など、次々に形を変えていきます。
歌われる言葉のひとつひとつが、まるで音符のように機能するサカナクションの楽曲の特徴を表現しているように見えます。
文化庁メディア芸術祭
映像ディレクター関和亮(「ミュージック」などのPVも担当)が担当したこのPVは、その年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で優秀賞を獲得しました。
CGや合成技術を一切使わず制作されている点や、緻密な計算の元設置された舞台芸術に高い評価が集まりました。