今回ご紹介している「恋と病熱」は、シングルリリースされた曲ではありません。
「恋と病熱」が含まれているのは、米津玄師の1stアルバム「diorama」です。
「diorama」は2012年5月16日に、インディーズレーベルである“BALLOOM”から発売されました。
売上やオリコンチャート順位は?
「diorama」がリリースされた時、米津玄師は一般的に知名度の高いアーティストではありませんでした。
ただ、ハチ名義で多くの楽曲を発表していたことで、音楽業界の人や、ネット界隈の人たちからは、高い評価を得ていました。
では、米津玄師の名義で初めて発表したこの「diorama」は、発表後もあまり知られることがなかったかというと、全くそんなことはありませんでした!
「diorama」はBillboard JAPANインディーズ・アルバム&シングル・セールス・チャートで1位を獲得しましたし、オリコンの週間アルバムチャートでも1位を獲得したのです!
またCDの売上枚数が下がっていると言われる現代日本にあって、インディーズのデビュー作でありながら2.6万枚も売り上げるなど大健闘しました。
米津玄師の楽曲でアニメMVが話題のものは?
米津玄師は、自作のイラストなども大変個性的で、多方面からの評価も高くなっています。
そんな彼のMVは、自作のイラストを使用したものや、南方研究所というクリエーター集団が手がけたもの、アニメ映画とコラボしたものなど“アニメ作品”が多いのも特長です。
今回は「恋と病熱」がアニメーションMVだったので、同じようにアニメMVとして話題になった米津玄師の楽曲をいくつかご紹介します。
「vivi」
「アイネクライネ」
「メトロノーム」
3rdアルバム「Bremen」に収録された「メトロノーム」。
本人が描いた200枚ものイラストを利用したMVが話題を集めました。
「打上花火」
2017年月に公開されたアニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌となった「打上花火」。
アルバムでは4thアルバム「BOOTLEG」に収録されました。
MVは、アニメ映画とコラボした作品で、これまでの米津玄師のファンだけではない、新しいファン層を獲得しました。