布袋寅泰×吉井和哉の贅沢すぎるコラボ
「Dangerous feat. 吉井和哉」はTHE YELLOW MONKEYのボーカルでもある吉井和哉とのコラボ楽曲です。
"音楽で世界を繋ぐ"をテーマに様々なアーティストとコラボしたアルバム「Soul to Soul」に収録されています。
このアルバムは2020年11月に発売されました。
思わずドキッとしてしまうような大人の魅力がたっぷりな歌詞は吉井和哉によって書かれたものです。
2大スターの共演にぴったりの楽曲となっています。
歌詞を解説
週末ごとの関係
違う男に抱かれて辻褄合わす土曜日
さぞ破廉恥な顔してるだろう
出典: Dangerous feat. 吉井和哉/作詞:吉井和哉 作曲:布袋寅泰
楽曲の幕開けを飾るのは大胆な歌い出しのフレーズです。
週末ごとにたくさんの関係を持つ妖艶な彼女を好きになってしまった主人公。
どうしようもない気持ちが赤裸々に描かれています。
初めは軽い間柄だと思っていても会うたびに相手のことが気になり、好きになってしまったのでしょう。
彼女がどういう人なのかは最初からわかっていたはずなのに、結局恋に落ちてしまうのです。
主人公を恋に狂わせてしまうほど、彼女は美しく魅力的なのでしょう。
表面的には茶化すようなそぶりを見せますが、本心はもう彼女の虜になっているのです。
秀逸な例えで表現される官能美
白黒フィルム回して
シャッターチャンス待ってる
やがてまたがり締め付けるだろう
出典: Dangerous feat. 吉井和哉/作詞:吉井和哉 作曲:布袋寅泰
あらゆる映像の記録にモノクロのフィルムが使われていたのは今や昔の話。
そんなモチーフを登場させることで、クラシカルで格調高いイメージを歌詞にプラスしています。
不特定の人々に晒されることを望む彼女のワイルドな生き様がカメラに関するキーワードで表現されていますね。
さらに直球で畳み掛ける歌詞からも彼女の妖艶な姿が浮かんできます。
そんな彼女の様子を想像し、諦めたくても諦めきれない主人公の気持ちが伝わってくるフレーズです。
魅力に溢れる彼女
蝶と花の関係に自分を重ねる
蝶になれば花は開く
そこには三月の青空
触れて離れ繰り返す
シンパシーがガタンゴトン get down
出典: Dangerous feat. 吉井和哉/作詞:吉井和哉 作曲:布袋寅泰
続いて歌われているのは、蜜を吸い取るように食べる蝶の生態になぞらえて彼女の性格を表した一節です。
「求める者」と「求められる者」の関係がまるで蝶と花のようであると表現しているように感じられます。
いい香りのする美しい花であればところ構わず近づいていってしまう…。
そんな蝶の行動に自分の片鱗を見ているとも捉えられますね。
絶対に危ないとわかっていても好奇心やその先にある幸せを想像し、飛び込んでしまったのでしょう。
危険な恋の全体像がだんだんと見えてきました。
多少汚れていても構わない
赤いハートが無理なら
黒いハートでもいいぜ
浮気な子猫ちゃんだね ニャオー
出典: Dangerous feat. 吉井和哉/作詞:吉井和哉 作曲:布袋寅泰