yahyelのメンバー5人全員がMVに初出演!
2018年3月にリリースされた2ndアルバム『Human』から約半年。
9月14日に緊急リリースされたyahyel(ヤイエル)の新曲「TAO」。
その前日9月13日に公開されたMVがこちら。まだ見てない人は今すぐぜひ!
「yahyel」(ヤイエル)という音楽バンドを知ってる?CDリリース情報あり - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
yahyelというバンドを知っていますか?規格外の音楽性と圧倒的な世界観で今大注目のバンドです。テレビで取り上げられたことでもますます注目度が上がり、今となっては知らないと最新音楽シーンに乗り遅れていると言っても過言ではありません。そんなyahyelの魅力を、基本情報から最新ライブ情報まで余すところなくお伝えします。
MVを解説!神秘的な音楽に誘い込まれる
赤い古代文字の「道」
浮遊感あふれる美しいシンセの音色、ビートを刻む不穏な重低音。
対照的な2つのサウンドがゆったり流れる静かなイントロから始まります。
MVの最初に映し出されるのは薄暗い遠近法の世界。
中心は「サイコロの4の目」みたいに黒い円が並んだ四角。
そのまわりの黄色い部分には4つの黒い長方形。
これは排気口?それともスピーカー?ここから音楽が流れていて吸い込まれる感じ?
まだはっきりしませんが無機的な造形美です。
カメラは上を向いているのか下を向いているのかもわからない状態。
そこへタイトルの「TAO」さらに「道」という赤い文字が浮かび上がります。
この「道」はVJでMVのディレクターでもある山田健人さんが書いた金文文字(きんぶんもじ)。
金文文字とは中国の青銅器に刻まれた文字のことだそう。
白川フォントで変換したくなるかっこいい古代文字ですね。
小窓を通り抜ける
タイトルバックに被さるように飛び込んでくる不協和音。
これまで定点観測をしていたカメラがゆらゆらと動き始め、神秘的なシンセのリフが始まります。
「サイコロの4の目みたいな四角」から離れるカメラ。
まわりはコンクリートの壁だった?建物の中にいた?まだ映像世界の状況はつかめてきません。
カメラは上方向に移動したのでしょうか。これまでは下を向いていたのでしょうか。
重力感覚が定まらないままハッチみたいな小窓を通り抜けます。
壁にところどころある小さな黒い円。
やっぱり「サイコロの4の目みたいな四角」も含めてスピーカーだった?音はここから出ている?
神秘的なサウンドに誘い込まれる感覚です。
衝撃!「黒い靴の人」が引きずられ続ける
「黒い靴の人」登場
「TAO」は約5分の楽曲。ただ美しいボーカルが始まるのは約1分経ってから。
MVの映像は無機的な遠近法の世界から小窓を通り抜けて別のフロアへ。
階層が変わった。別のスイッチが入った。そんなイメージでしょうか。
カメラはゆらゆら揺れて白い壁、天井、ドア?(鏡?)、板張りの床をとらえます。
ここで衝撃の展開!
床の上には黒い靴を履いた人。仰向けで横たわったまま引きずられている?
ようやく重力感覚がはっきりして後ろへ後ろへと進むカメラ。
ちょうど黒い靴を履いた人を引きずる誰かの目線です。