僕ららしくやっていこう
カワラナイデ カワラナイデ
キミの声が聴こえる
その声を頼りに走り続ける
変わらないよ 変われないよ
あの誓いは消せない
キズナはいまでもあの時のまま
だから心配いらないよ それが僕たちのStyle
出典: Style/作詞:KEN NKATO 作曲:Face2fAKE
「キミ」が離れて行く時に言った、最後の言葉かもしれません。
自分が離れたとしても、主人公には変わってほしくなかったというのが伝わってきます。
それは、未来への不安を共有できず、歩む道を軌道修正できなくても、主人公の人柄が好きだったということ。
「キミ」にとって主人公は、友達として大切な存在だったことがうかがえます。
そして主人公はいまだにその言葉を胸に頑張れているのです。
未来への不安が確実に現実のものとなっていき、目の前に立ちはだかった時も。
「キミ」が案じていたことの意味を、身をもって知ることができた今も。
そしてこれからも、「キミ」の言葉が主人公の支えになっていくのでしょう。
今は会えない距離にいる僕らだけど
期待する度に 裏切られるような
そんな思いをしたりしてるのかな?
流されそうになる 諦めそうになる
強がりだけじゃ それは越えられない
出典: Style/作詞:KEN NKATO 作曲:Face2fAKE
ここでは、自分が感じている想いを「キミ」も感じることがあるのだろうか、と考えています。
主人公の現在はまだまだ楽なものではないようです。
1行目のような思いをしている主人公ですが、あの頃とは違います。
未来を予測したり、危険を回避したり、対処方法を学びながら生きてきているからです。
それはまさに「キミ」から教わったこと。
馴れ合いだけでなんとかなるような未来がなかったように、強がりだけでは乗り越えられないと感じています。
しかし心配になるのは、「キミ」が居ない今、どう乗り越えていけるのか、ということです。
危なっかしい主人公だから、同じ失敗をしないか不安になりますね。
主人公の気持ちはどうでしょうか。
やると決めたからやるしかない
もう一度、もう二度と、そんないいわけなどできない
これ以外何もない I will lead you
理屈じゃないさ やめられない それだけのこと
出典: Style/作詞:KEN NKATO 作曲:Face2fAKE
主人公はもう大丈夫かもしれません。
ここで伝わってくるのは、この先に待ち受ける壁に対する覚悟と、攻めの姿勢。
やるしかないという強い思いも伝わってきます。
よほど、過去のできごとが主人公の考え方に影響を与えたことがわかりますね。
何かを諦め、失い、辛い思いをしてきたのかもしれません。
そしてもう二度とそんな思いはしたくないと思っているのでしょう。
無邪気にはしゃいで過ごしていたツケをしっかりと払ってきたことがわかります。
別々の道にいても、これが僕らのやり方さ
変わらないで 変わらないで
この胸も叫んでる
キミもいまどこかを走り続ける
カワラナイヨ カワレナイヨ
その応えが聴こえる
キズナはいまでもあの時のまま
たとえ遠く離れても それが僕たちのStyle
出典: Style/作詞:KEN NKATO 作曲:Face2fAKE
変わらないで欲しいと願った「キミ」と同じように、主人公もそう願っています。
未だにあれから会えていないことがわかりますね。
大切な友人を失って手に入れたものは、主人公の人生において重要な気づきでした。
どこで何をしているかわからない「キミ」を主人公はずっと想っていくことでしょう。
2人の絆は、どれだけ遠く離れていても変わらないと信じているのです。
離れていてもお互いがお互いを応援している、それが彼らのやり方だから。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
ここまで、EXILEの【Style】を歌詞解説とともにお送りしてきました。
敢えて男同士の友情という視点から紐解いてみました。
EXILEの仲間を大切にする想いとリンクした世界観を感じることが出来たのではないでしょうか。
相手が女性で、ラブソングとしての解釈もできそうですね。
こんな風に、音楽には、解釈の仕方によって色んな物語を思い描くことができる楽しさがあります。
これからもOTOKAKEで発信する様々な楽曲記事に注目してみてください!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
最後にEXILEのおすすめ楽曲記事を3つご紹介して終わりにしたいと思います。
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