aiko「えりあし」

aikoのシングル「えりあし」の歌詞とは?PV動画視聴はこちら~♪の画像

「えりあし」はaiko14枚目のシングルとして2003年11月6日にリリースされました。

離れ離れになっても健気に彼を慕い続ける女性の姿が描かれた楽曲になっていて、終盤に向かっていくにつれて楽曲の盛り上がりや、その想いの強さに胸が締め付けられます。

オリコンチャートでは週間5位を記録し、安定したaiko人気度が窺える1曲となりました。

アルバム「暁のラブレター」に収録

女子が深夜から明け方に書いた手紙は、朝になって読み返してみると到底送付できるような内容ではないことが多い。これは夜一人で部屋に居ると、思いが高まったまま内容がまとまらずにラブレターを綴ってしまうから。しかし、そんな言葉こそが自分の本当の気持ちだ。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/暁のラブレター

そして、「えりあし」は5枚目のアルバムである「暁のラブレター」の10曲目に収録されました。

このアルバムは2003年11月27日にリリースされ、オリコンチャート週間1位を記録しました。

タイトルの「暁のラブレター」には暁の頃に書かれたラブソングという意味が込められています。

暁の頃とは深夜から明け方にかけての時間帯のことです。

この時間帯に作曲された楽曲が多く収録されたことで、「暁のラブレター」というタイトルがつきました。

またそれ以外の意味合いとして、下記の様に「誰でも当たり前に経験するような身近な気持ちを綴ったアルバムである」とも、aiko本人は語っています。

プロモーションビデオ

ある男性が図書館で1冊の本を手にするところから始まります。

そして、席に着き、本を開いた男性が遠くに思いを馳せるような表情をし、その途中途中でいちょう並木の中でしっとりと歌うaikoがカットインしてくるプロモーションビデオになっています。

1冊の本を読むようなラブストーリーを想像させる内容に切ない気持ちになります。

それではそんな「えりあし」の歌詞を紐解いていきましょう。

「えりあし」の歌詞を紐解く

後悔を嘆くような歌詞

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ぶったりしてごめんね
愛しくて仕方なかった
ねぇ 泣き真似してごめんね
困った顔が見たくて

出典: えりあし/作詞:AIKO 作曲:AIKO

わがままだった自分を振り返る歌詞から始まっていきます。

あなたを困らせてきた今までの行動は全て、あなたのことが好きだったからこその行動でした。

小学生の頃、好きな子にどんな風に愛情表現をしていいのか分からずにちょっかいを出してしまう子っていませんでしたか?

そんな風に愛情表現が下手で幼さを感じる冒頭部分になっています。

素直になれない様子が行動に現れ、その行動は「好きすぎる」が故のもの…。

「えりあし」という楽曲は、素直になれない人がより共感できる楽曲なのだと感じます。

後悔しても遅いみたい

そして あなたの背中が遠ざかり
最後に気付く儚き愚か者

出典: えりあし/作詞:AIKO 作曲:AIKO

そうやって愛情が上手く表現できなかったことであなたとの別れが訪れます。

あたしにとっては好きだからこそ取ってきた行動でしたが、裏目に出てしまったことに気付いたのは別れたその時でした。

もっと早くに気付いていればこんなことにはならなかったのに、という後悔の念が「愚か者」という言葉で表現されています。

ただ「好き」なだけなのに、わたしってバカだなぁ。

このように辛い心情なのだと読み取ることができます。

「好かれたい」けれど「構ってほしいから」という理由で彼を振り回してきたのでしょう。

最初は彼にその姿も可愛らしいと思われていたのかもしれません。

しかし、彼にとっては逆効果であったということです。

わたしの想い

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時は経ち目をつむっても歩ける程よ
あたしの旅
季節に逆らい想い続けて
今もあなたを好きなままよ

出典: えりあし/作詞:AIKO 作曲:AIKO