”独白”ってどんな曲?

【独白/WOMCADOLE】歌詞の意味を徹底解釈!愛する人との別れを描いた切ない曲に涙が止まらない!の画像

滋賀県初の4人組ロックバンドWOMCADOLE”によって作られた”独白”。

日本語で書かれた深い歌詞の意味について、徹底解説をいたします。

1stアルバム”今宵零時、その方角へ”にトラックイン

"独白"は、彼らのファーストアルバムである”今宵零時、その方角へ”に収録されています。

全13曲入りで、2018年3月21日にリリースをされました。

どの曲もWOMCADOLEらしい、内省的でエモーショナルな歌詞が特徴的であり魅力的です。

ちなみにこの“独白”は、13トラックの中でも最後に完成した曲のようです。

歌詞について徹底解説!

それではさっそく、気になる歌詞について見ていきましょう!

自分自身を隠す

嫌われ無いように
僕は僕を隠してた
本当の事だけは告げないように
普通でいたいのは
僕の方が痛いから
気付かれた時にはもう
終わりがはにかんでいました

出典: 独白/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希

何か言わなければいけないことを隠している状況が分かりますね。

相手に嫌われないように一生懸命がんばっていた姿が浮かびます。

しかしその頑張りを裏切るような事実が目の前に立ちはだかっています。

その事実を隠すために、自分自身をも偽り、取り繕っていたのでしょう。

その事実を告げることで、相手が傷つくのが明白であるような雰囲気ですよね。

そしてその事実が相手に知られ、修復できない終わりが待ち構えていることを話者は悟ります。

その終わりは残酷にもはにかんでいる=良い未来が見えていないことが分かるでしょう。

ここでいう事実は、マイナスなものです。

例えば、浮気、不倫、病気など関係が壊れるくらいの事実などが考えられるでしょう。

君と僕は違う

幸せになる為?
君は僕と違うよね
偽物の事だらけで笑っちゃうよな
本音で向かうのは
僕が僕を辞める時
気付かせる時にはもう
終わりがはにかんでいました

出典: 独白/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希

嘘で取り繕う自分自身と真実を告白する相手とのギャップを感じています。

偽物がいっぱいの自分を笑ってしまうほど、厭きれてきてもいるようです。

本音を話す=僕をやめるときというのは、すごく暗いイメージを感じますよね。

先ほどは「気付かれた」と言っていたのが、今度は「気付かせる」に変わっています。

これは少しずつ嘘が綻んでいったのでしょう。

そして相手へのダメージを少しでも減らすために気付かせようと何かアクションを起こしたという意味でしょうか?

どのみち、気付かれても、気付かせても、未来は変わらずはにかんで、明るい未来は見えていないようです。

嘘だったの?

嘘を付いたの?
嫌いだったの?
君は泣いてた
強張った頬を
撫でてくれた
涙さえも
消えて行くの怖いぐらいにね
終わりにしよう。じゃあねバイバイ。

出典: 独白/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希

”嘘だったの?嫌いだったの?”は事実を告白した相手の言葉でしょうか。

”君”という呼称から、親しい間柄というのが分かります。

衝撃の事実を聞き、涙を溢しているシーンが手に取るように浮かびます。

そして事実を暴露した自分自身も涙を流しているようです。

その生暖かい涙が通りすぎてしまうと慰められたような気持ちが消えていきます。

そして大切な相手に告げます。

「終わりにしよう。じゃあねバイバイ」と。