ねごと

千葉県出身の4人組ガールズバンド

「ねごと」の魅力とは?4人組ガールズバンドの人気の秘密に迫る!の画像

ねごとは、2007年に千葉県で結成された4人組ガールズバンドです。

キーボードボーカル、ギターベースドラムという編成で、ロックやポップだけでなく、エレクトロなどの要素も取り入れたキャッチーな音楽性がその魅力となっています。

2010年にメジャーデビューを果たしてから、これまでに11枚のシングル、2枚のEP、2枚のミニアルバム、4枚のフルアルバムをリリースするなど精力的に活動しています。

ドラマや映画、アニメなどのタイアップも多く務め、今や日本のバンド界の最前線を走るガールズバンドのひとつとして人気です。

「閃光ライオット」第1回ファイナリスト

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ねごとが大きく飛躍するきっかけになったのが、10代のアマチュアアーティストのみを対象としたロックフェス「閃光ライオット」です。

2008年に開催された第1回閃光ライオットに、ねごとは当初、高校時代の思い出作りとして応募しました。

その結果、どんどん審査を勝ち抜いていき、最終的には審査員特別賞を受賞するという記録を残し、その後彼女たちがメジャーアーティストへの道のりを歩むきっかけになりました。

ちなみに、この第1回閃光ライオットのファイナリストには他にもGalileo GalileiBrian the Sun、THE NAMPA BOYSなど、その後の邦楽バンド界の最前線で活躍するバンドが多く選出されました。

ロックとポップを併せ持つ音楽性

ねごとの音楽性の特徴は、ロックとポップを併せ持ったキャッチーなサウンドやメロディです。

ギターロックを主軸としたバンドサウンドの中にキーボードの音色が入ることで、独特の雰囲気が生み出されています。

そこにボーカル蒼山の女の子らしい可憐さと力強いかっこよさを併せ持った歌声が乗り、ねごとの世界観が作り上げられます。

その世界観はチャットモンチーなどの王道ガールズバンドに通じるところがある一方で、独自のキラキラとした爽やかな魅力も表れています。

当初は邦楽ロックの王道に乗る曲調が印象的なねごとでしたが、活動を重ねるにつれその音楽性が成熟していくのが分かります。

凝ったコード進行や曲展開の影響が見られる曲が増えて、アーティストとしてのねごとの成長が表れています。

かっこいいロックだけでなく、はじけるようなポップやジャズの要素もあるシックな曲調まで自在にその表情を変える様は、プロとして経験を積んだアーティストの貫禄があります。

さらに最近では、バンドサウンドの枠を超えた表現も見られるようになってきました。

打ち込みサウンドも用いたその作品にはロックやポップスだけでなくエレクトロテクノの要素もあり、ねごとがアーティストとしてさらに進化していくのが分かります。

その進化の流れは邦楽界の伝説的なバンド・スーパーカーの音楽性の変化を彷彿とさせるもので、最早バンドという括りすら超えて成長していく彼女たちのこれからに期待が高まります。

ねごとのメンバーは?

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蒼山幸子