『ミュータントタートルズ』も『GReeeeN』もテーマカラーは同じグリーン!
肉体的にも精神的にも進化をしながら強くなっていく『ミュータントタートルズ』。
”未完成で成⻑し続ける4⼈の仲間”というコンセプトの『GReeeeN』。
未知のものからスタートして成長していくという点で、通じるものがありますよね。
『忍』は忍者がモチーフの歌
実は『忍』は『ミュータントタートルズ』のために書き下ろした楽曲なのです。
しかも、楽曲が発表された際のコメントで彼らも『ミュータントタートルズ』世代だったことが語られています。
小学生の頃に見ていたアニメに携われるというのは、彼らにとっても嬉しい機会だったのではないでしょうか♪
忍者戦士ということから、『忍』もダイナミックなサウンドをベースに戦いの情景を描いています。
聴けばどことなく懐かしい気がするのは私だけでしょうか?!
その理由がつい先日わかりました^^
『忍』を聴くと連想するのが忍者ゲームの「影の伝説」だったのですー!
GReeeeN×ミュータントタートルズ
アニメのために書き下ろし!?
使っている言葉も歌詞の内容も、古き良き日本の情景を感じさせる楽曲になっています。
漢文を意識しているようですね。
『ミュータントタートルズ』が忍者の戦士ということで、歌詞も忍者を彷彿とさせます。
きっと『ミュータントタートルズ』を見たことがない方でも、『忍』を聴いたら忍者の曲だとわかるでしょう。
そもそもタイトルがそうですしね♪
ここからは、GReeeeNが作る忍者の世界観に触れていきたいと思います。
『忍』の歌詞から読み解くアニメのストーリー
「忍」に世の中の汚れは関係ない
浮き世は夢芝居 虚栄でかくも楽しき
所詮は相容れぬ 人の影に紛れて生きる
そんな気持ち黄昏て 暁色に染まってく
それでも照らすと信じて見つける明星
我ら 汚れ無き 翠無双
何処へ往く 何処へ行く
出典: 忍/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
”この世は夢のよう 嘘で塗り固められた世の中は楽しいけれど”
そうだとしても所詮それは自分には関係のない事である。
人の影に紛れて生きる「忍」であるから。
そんな内容でしょうか。
「忍」は姿も正体も明かさず、命令のために命を懸けるものです。
そんな忍にはどんな楽しい世の中もただの虚栄でしかないのでしょう。
姿を偽って正体を隠して生活をするというのは、タートルズの表と裏の顔を表しているようです。
さらにGReeeeN自身がアーティストとして感じるところでもあるのではないでしょうか。
影に徹する男
健気に 街の片隅に 忘却の一輪の花が 咲いている
名もなき その姿はまるでほら 小生の様だけど
出典: 忍/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
ふと見かける街の片隅で、静かにひっそりと咲いている一輪の花。
仲間たちと堂々と咲くのではなく、陰でひっそりと。
”まるで小生の様”とは、男性が自分をへりくだって言う語です。
「忍」である以上、陰に隠れて生きていくという使命を伝えてくれていますね。
それと同時に、”名もなきその姿はまるでほら”の一文からは、どことなく寂しさが。
望んで「忍」になったのではないのかもしれないということを連想させます。
命を懸けて守りに行く
誰かの嘆く声がする 負けるな ほらすぐ行くから
対峙して退治して 闇を照らす 我らの血潮
ひとひらの物語 往くも往かぬも君次第
咲き乱れてみせましょう 忍之一字 胸に刻んで
出典: 忍/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
”誰かの嘆く声がする”というのは「忍」の世界で行ったらおそらく助けを求める声。
自分たち「忍」がたとえ傷ついて血を流しても、誰かを守るために覚悟を決めています。
現代において「忍」と言える人はいません。
しかし我々の先祖代々、こういう想いを抱きながら未来を築いていたのかもしれませんね。
”忍之一字胸に刻んでという一文からは、忍として生きる自分たちの誇りが感じられます。