時の流れに身を任せる

浮き世は堪え難き 惑わす鬼に溢れてる
気炎満場のごとし いつも心に印を結べ

恐るるな たじろぐな 兎に角 瞬間(とき)は進むんだ
運否は天賦 君の覚悟次第
一蓮托生 翠無双
何処へ往く 何処へ往く

出典: 忍/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

この世は堪え難い世の中。それは今も昔も変わらないのかもしれません。

悪があるから善があるように、タートルズの世界においても”鬼”はそこら中に。

しかしそれを恐れないのが忍者であるものの使命なのでしょう。

”一蓮托生”とは、どうなろうと同じ運命を歩む。行動を共にするという意味です。

4人の仲間と一蓮托生ということですね。

4人の戦士=タートルズ

あまねく 案に違う(たが)ことばかり 況(いわ)んや
そんなんは 百も承知だから
幾千練魔の4人の戦士達 往きはよいよい 帰らない!

出典: 忍/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

ここはまさにタートルズのことですね。

幾洗練魔。何度となく戦う試練や戦闘により強くたくましくなっていくタートルズ。

きっとその成長をGReeeeNも願い楽しみにしてのメッセージではないでしょうか。

”あまねく”とはすべてにわたってという意味です。

すべてにおいて正しくないことばかりなのは言うまでもない。

理不尽な世の中を主張しているかのようです。

それでも悪をに向かっていく4人のタートルズ達からは、漫画でもアニメでも、勇気をもらえます。

これからもこの人生を生きていく

暗(く)れ惑う(まど) 我ら同士達 愛や恋を唄ってく
それ以上 言葉はいらない それを見付ける人生(旅路)

常しえの愛求め 刹那に己を磨いて
輩(ともがら)と今日も往く 忍之一字 胸に刻んで
ひとひらの物語 往くも往かぬも君次第
咲き乱れてみせましょう 忍之一字 胸に刻んで

出典: 忍/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

”暗れ惑う”というのは、「悲しみで心をふさいでいる」や「心がくらんで迷う」の意味。

戦いを繰り返すたびにそう感じるのでしょうか。

そういう戦士ゆえの心情をGReeeeNはどうしてこんなにも表現できるのでしょうか。

同士達、仲間がいれば言葉などいらないというのは、GReeeeNの4人のことかもしれません。

”常しえの愛求め”は、長く続く永遠の愛を求めているということです。

そのために自分を磨いて生きていく。

そんないつか手に入れる愛(恋愛の愛だけではないと思います)を求めているのですね。

健気な日本人の性が見えるような気がします。

「忍」という隠れた存在を見事にリアルかつ繊細に歌っている歌詞だと思いませんか♪

『忍』が収録されているアルバム

【GReeeeN/忍】日本らしさを感じる歌詞を解釈!アニメに書き下ろした楽曲は忍者を意識している?の画像

今回紹介した『忍』は、忍者であり4人組のミュータントタートルズのための書き下ろし楽曲です。

主題歌に採用されたものの、実はシングルとして発売はされていません!

もったいないと思うのですが(笑)、あくまでこの楽曲アルバム曲です。

そのアルバムが、「今から親指が消える手品しまーす。」とGReeeeNらしいふざけた秀逸なタイトル。

この楽曲には全部で人気の楽曲14曲が収録されています。

有名な物からマイナーなものまで、GReeeeNの魅力が詰まったアルバムです!

ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

最後に

いかがでしたか?

『ミュータントタートルズ』のために書き下ろしたGReeeeNの『忍』。

楽曲のみならず、『ミュータントタートルズ』への興味も持ってもらえたら嬉しいです。

現代に通用する『忍』のイメージを見事に作ってくれましたよね!

そんなGReeeeNの他の楽曲をOTOKAKEでは沢山紹介しています。

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映画「キセキ-あの日のソビト-」の主題歌でもあるGReeeeNの「ソビト」。映画との関連性、曲「キセキ」との関係は?そして「ソビト」に込められた想いとは?歌詞の秘密に迫ります。

「beautiful days」は、大切な人との思い出を歌ったGReeeeNの曲です。リアルな想いが吐き出されてストレートに気持ちが描かれた歌詞は、作りこまれたMVも相まって感動を誘います。そんなこの曲の情報を紹介します。

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