Mrs. GREEN APPLE「Theater」
多くの人から愛される5人組ロックバンド、Mrs. GREEN APPLE。
彼らは2020年7月にフェーズ1完結を謳い、活動休止しました。
そして活動休止に際してリリースされたアルバム「5」の中に新曲として収録されたのが「Theater」です。
彼ららしい軽快なサウンドに乗せて、これまでの活動とこれからの未来について歌っています。
彼らのこれまでを象徴する1曲であるとともに、新たな門出を祝う曲でもあるのでしょう。
今回はそんな「Theater」の歌詞の意味について解説していきます。
「Theater」のMVが公開中
そんな「Theater」のMVがYouTube上で公開中です。
MVの中では5人のこれまでの活動の様子が描かれています。
ステージ上の彼らだけでなく、バックステージやレコーディングなどでの様子も映っているのが特徴的です。
いつも楽しそうにしている5人の姿からはこれまでの活動を本当に楽しんでいたのが伝わってきます。
フェーズ1完結を謳っていることからも分かる通り、これが彼らの節目であるということが分かる楽曲です。
しかしそこに感傷的な気持ちは無く、前向きであるということも分かります。
これからの彼らの活躍が楽しみになるMVです。
憧れる少年の姿
未来を感じさせる冒頭
電車に揺られて
憧れ焦がれて
少年はただ広がる夢を見た
出典: Theater/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
まず冒頭の歌詞から解説していきましょう。
歌詞中の「少年」というのは何を表しているのでしょうか。
無垢に音楽だけを追い求めてきた彼らのことを表しているのかもしれません。
「夢」というのはただ眠って夢を見ていたというわけでなく未来を見ていたのでしょう。
これから待ち受けているであろう無限の可能性について考えているのだと思われます。
遥かに続く歴史の中で
目を閉じればもう
澄んだ草原で
少年はただ連なる歴史を見た
出典: Theater/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
そしてそんな風に未来について考える中で少年は、歴史にまで想いを馳せます。
今までの自分もこれからの自分も、連続している歴史の一部に過ぎないのです。
そのことに気づいた彼は、壮大な草原にいるような気持ちとなったのでしょう。
ここではないどこかへいるような気分になっていることが分かります。
未来に見えたもの
僕が思い描くもの
遥か遠い未来で
僕は空飛ぶ車に乗ってるんだ
出典: Theater/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
次はとても遠くの未来について言及しています。
2行目の歌詞から分かるようにこの未来の中では主人公は車で空を飛んでいるのです。
今の世の中とはかなり違った世界であることが分かるでしょう。
彼はそんな未来への憧れを抱いているのでしょうか。
自分の憧れを思い描いて、これからの未来の可能性に対して想いを馳せているのかもしれません。