赤い公園「消えない」

消えない想い

赤い公園【消えない】歌詞の意味を徹底解釈!何を終わりにしたいの?消したくない思いの正体を紐解く!の画像

石野理子を新たなボーカルとしてメンバーに迎えてからの最初のEP『消えない』。

その表題曲である同名の楽曲「消えない」。

収録曲
1. 消えない / 2. Highway Cabriolet / 3. 凛々爛々 / 4. HEISEI / 5. Yo-Ho

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/赤い公園

前ボーカル時代の赤い公園と同じく、そのバンドアンサンブルの強固さを保ちながらも新たな色を見せてくれています。

石野理子の初々しい爽やかさと、芯のある力強さのある声で表現される言葉たち。

この曲では「消えない」というタイトルからも分かる通り忘れられずに心に存在している想いを歌っていました。

バンドの中で作詞作曲を担当している、ギターの津野米咲。

新体制となった赤い公園で彼女が描きたかったのはどのような風景なのでしょうか。

今回はその歌詞の意味を冒頭から順を追って徹底解釈していきます。

MVはこちら

YouTube上では赤い公園の公式チャンネルで、「消えない」のMVが公開されています。

浜辺で踊る石野理子と、屋内で演奏する楽器隊の3人の対比が特徴的です。

石野理子の何かを振り切るかのように、必死に踊る姿。

そして楽器隊の、心から演奏を楽しんでいて余裕さえ感じる姿が映っています。

2分割された画面からはそれぞれが「消えない」でどのような立ち位置を担っているのかが分かります。

メンバーを存分に映したカメラワークでファンにはたまらないMVです。

バンドの新たな門出を感じさせる作品となっています。

心境の変化

心を支えてくれたあの曲

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何度も励ましてくれた
お気に入りの曲が
初めてうるさく感じた
行き止まりの夜の中

出典: 消えない/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲

今までは何度も何度も聴いてきた、自分にとって大切なお気に入りのアーティストの曲。

落ち込んだり、悲しんだりしている夜にはその曲が主人公を救ってくれていました。

生活の中で気持ちに行き詰まりを感じ、孤独を感じているのでしょうか。

彼女はまたお気に入りのあの曲を部屋で流しています。

しかし何故かその日に限ってその音楽は主人公の心を満たしてくれません

試しに流してみても、耳障りなだけ。

今まで何回も自分を助けてくれた曲が心にすんなりと入ってこないのは何故でしょうか。

そこには彼女の心境の変化が隠されていると考えるのが1番納得ができます。

今まで支えてきてくれたものが、自分にとって違和感でしかない。

それは自分が求めるものが今までとは違うものとなっていることを表しています。

何かが原因となって、変化が生じているのでしょう。

原因は分かっている

わかってる
わかってる

出典: 消えない/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲

主人公の中で、何か大きな変化が起こっています。

それを彼女は自分で理解しているのか、はたまた理解した気になっているのか。

自分自身に言い聞かせているようにも聞こえます。

この言葉の真意は分かりませんが、彼女にとって原因には心当たりがあるのでしょう。

別れへの葛藤

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さよならなんて簡単な
言葉に詰まるのはなぜ
終わらせたっていいけど
終わらせるなら今だけど

出典: 消えない/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲