UVERworldが「自分達の世界をも越える」という造語なのは周知の事実です。
つまりAメロの終わりの主語はUVERworldであることが分かります。
それではUVERworldにとっての大切な瞬間とは何を表しているのでしょう?
進化を止めるな!
「タイミング逃すな」で
とっさに出てきた想いは yeah
No doubt...揺るぎなく大切なもの
It is『世界を超える』
出典: LIMITLESS/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
数曲分のアイディアを詰め込んだためすべてのフレーズがサビのような機能を持つ「LIMITLESS」。
一番キャッチーなフレーズでその解答が明かされます。
上の歌詞の最後のフレーズがその答えです。
それはUVERworld自身のことだと考えることもできます。
そうなると彼らは何を迎えにいこうとしているのでしょう?
自身の中にあるはずの目に見えないもの。すなわち「限界」です。
UVERworldは自身の限界を拡張することにより世界を広げようとしていたのではないでしょうか?
2018年にはこれまで以上にハイブリッドなポップソング「ODD FUTURE」を発表したUVERworld。
そこでも「もっと可能性を開きたい」と歌っています。
UVERworldにとって進化を止めることは存在意義の否定とも同義なのです。
磨き上げたスキルこそ頂点への近道
Let's
Spark!
頂点を一網打尽だよ 電光石火のごとく
近道を探せど 坂道なら一番急な上り坂だ Cheer up
出典: LIMITLESS/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
TAKUYA∞は自身の体調、特に喉のコンディション維持に執拗にこだわり続けています。
その姿は世界で活躍するアスリートを彷彿とさせるほどです。
しかしそのような努力も含めUVERworldの活動を「遊び」と称します。
彼らは音楽の可能性を広げることをこの上なく愛しているのです。
もちろんやるからにはトップを目指す。
上の歌詞の最後のフレーズを見てください。
自らを律し限界まで鍛え上げることが音楽の世界で成功することだと言いたいのでしょう。
そして全ては遊びの延長、だから楽しくてしょうがない...。
格好良すぎです!
履歴書に乗らない長所、それは謙虚で自由な心
可能性を漁りにでかけよう!
スパっと過去と未来をまとめ捨てて ホッと胸なでおろす
履歴書に書けないような長所なら腐るほど持ってるプラス思考Cheer up
Go 漁りに行こう
街中の ありとあらゆるを拝借
所持して一番似合ってたものは
腐っていくものと淋しさ
出典: LIMITLESS/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
UVERworldの無限のアイディアはどこから出てくるのでしょう?
常々疑問に思っていたことです。
そのことへのヒントが「LIMITLESS」には隠されていると考えます。
上記の歌詞は既存の常識に囚われない自由な発想を表しているのではないでしょうか?
アートでもビジネスでも新たなプラットフォームを作る第1条件は情報収集能力です。
さらに多くの情報が溢れる社会だからこそ情報の取捨選択が必要とされる時代。
柔軟な思考を持つことで面白い情報を逃さずインプットすることが可能になります。
実生活で様々な場所に出かけ人々と触れ合うTAKUYA∞。
スタジオに籠って考え込んでもしょうがない。
外の世界は刺激で溢れています。
以前TAKUYA∞は出会ったばかりのファンの男性をマネージャーに任命したことがあります。
理由は「コイツの方が俺よりUVERworldを知ってる」から。
このエピソードからも彼の自由でオープンな姿勢が伝わると思います。
すべての出会いと経験がUVERworldのアイディアの源泉なのです。
君が大切に思うなら No Doubt!
「タイミング逃すな」で
とっさに出てきた想いは yeah
君にとって一番大切なものかもね
「タイミング逃すな」で
とっさに浮かぶ人が
ずっとそばにいて欲しい人かもね
そうだとしたら
君が大切に思うなら
No doubt No doubt
それが物だろうと人だろうが
No doubt No doubt
出典: LIMITLESS/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
「LIMITLESS」のラスト。
今まで自身を鼓舞するように歌われていたフレーズが違う意味を持ち始めます。
UVERworldが見つけた大切なもの。
それは自らの努力だけでは見つけることができなかったかもしれません。
支えてくれるクルー(ファン)のみんな。友達、家族。
そして今まで出会ってきたすべての人たち。
そのすべての出会いに感謝をささげます。
次は僕らがお返しをする番だ。
君たちにも大切なものを見つけてほしい。
UVERworld=無限の可能性は全ての人に平等にあるから...。
大丈夫、君が大切だと感じたものを信じよう。
そのような歌詞で「LIMITLESS」は締めくくられます。