歌詞の一つ一つに重みがある「ヒッチコック」。

私が気になった歌詞をピックアップさせていただきます!

「幸」の本質

幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか。

出典: ヒッチコック/作詞:n-buna 作曲:n-buna

n-bunaがこの言葉を歌詞にするまで、正直私は気づいていませんでした。

「幸」の下の部分。確かに「¥」の文字がありますね。

幸せになるにはお金が必要というということでしょうか。それとも、お金がある人が幸せになれるのでしょうか。

割と残酷ですよね。

どちらにせよ、「幸せ」という言葉が一気に深みを増しました。

一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか。

出典: ヒッチコック/作詞:n-buna 作曲:n-buna

上記の歌詞の次に現れるこの歌詞。

漢字としては微妙に違いますが、確かに似ている部分はあります。

人生において何かが欠けたら幸せではなくなるのかもしれません。

心の穴

「先生、どうでもいいんですよ。
生きてるだけで痛いんですよ。
ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ。

出典: ヒッチコック/作詞:n-buna 作曲:n-buna

虚ろな心となっている生徒の姿。

この言葉に共感する方もいるのではないでしょうか。

ニーチェは哲学者、フロイトは精神分析学者。どちらも人間について研究している偉大な方です。

そんな方々でも、空虚な心を埋められるものは何かを書いてはいません。

だからこそ、この胸に開いた穴は誰にも埋める事は出来ないと言っているのでしょう。

自暴自棄の姿が見えますね。

そしてこんなに苦しいことなのに、解決しようとしない大人を軽蔑しているようなイメージもできます。

最後に

「ヒッチコック」、いかがでしたでしょうか。

世知辛い世の中を描いていましたね。

もう一つ言いたいのが、ヒッチコックは4月に投稿されたということ。

4月はいわゆる新たな生活の始まりです。

新たな生活がスタートする時期にこの様な曲を出したことに、ヨルシカの想いが込められているようです。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね