Dear diary
忘れられぬほどに
繰り返し
胸締めつけるあのシーン
Why can't we
分かり合えるのなら
How can I do どうか教えて

出典: Dear Diary/作詞:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER 作曲:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER

今夜も主人公は日記に思いをぶつけます。

何度も蘇る記憶、その度に締め付けられる胸の痛み。

それほど忘れられないシーンとは、恋人との些細な諍いやすれ違いの場面、あの時のあの一言。

たとえ傍から見ればどうということはない出来事でも、恋をする女の子にとっては大事件です。

もしかすると、人に相談をしても相手にされないのではないかという思いもあるのかもしれません。

だからこそ涙が溢れそうになるまでこらえて、夜その感情を日記にしたためるのです。

”どうして私たちにはできないの…”

すれ違う恋人との関係。

自分たち二人が分かり合える方法がないか思い悩む主人公。

”私はどうしたらいいの?”

恋人と分かり合う為に自分には何ができるのか、日記を書きながら懸命に考える健気な女の子の姿がそこにはあります。

悲しみを強さに・痛みを愛しさに

安室 奈美恵「Dear Diary」の歌詞を和訳して解説!あなたの悲しみもきっと強さに変わる…!の画像

愛する気持ちでもっと世界を良くできたなら

Dear diary
この世界に光を
ただ愛する事だけで
Let's make the world a better place
Dear diary
この手に力を
悲しみを強さに変えるように
Oh please

出典: Dear Diary/作詞:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER 作曲:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER

今日の日記は、これまでと少し雰囲気が違うようです。

恋人との関係に思い悩み、私はどうしたらいいの?と日記を書きながら自問自答を続けていた主人公。

自分にできることは好きな人を「ただ愛する事」だと気付きました。

うまくいかない日があっても、すれ違う日があっても、その人を変わらず愛しているということ。

それこそがこの世界に光をもたらすのだと考えるようになりました。

悩みのトンネルを抜けて主人公が心の中で光を感じている様子が伺えます。

”この世界をもっと良いところにしよう”

世界を変えるのは、方法論ではなく、掛け値なしの愛情。

そう気付いた女の子の愛は、世界を変えようと思えるほど深く、強い力を持ちます。

世界をより良い場所にする為に、私に力をください。

悲しみを強さに変える為に、”どうかお願い”。

日記にしたためる内容は、天の声にアドバイスを求めるものから、私に力を授けてくださいという力強い物へと変化しました。

その時のありのままの感情を記す、日記。

そこに書かれる心情は嘘偽りのない、心からの願いです。

信じる力が世界を変える

安室 奈美恵「Dear Diary」の歌詞を和訳して解説!あなたの悲しみもきっと強さに変わる…!の画像

Dear diary
この願いを叶えて
ただ信じる事だけで
Let's make the world a better place
Dear diary
この手に力を
痛みを愛しさに変えるように

出典: Dear Diary/作詞:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER 作曲:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER

人を純粋に愛する心が世界をも変えると気付いた主人公の女の子。

愛する人と分かり合えない悲しさも、愛が強さに変えるのだと考えるようになりました。

そして、愛する事と同じように、信じる事もこの世界を変える力になると気付きます。

愛は悲しみを強さに変える。

そして、心の痛みを愛しさに変える。

恋愛で傷付いた心の痛みを愛に変えるのは容易いことではありません。

それでも、恋をした女の子のパワーは無限大です。

悲しみも痛みも、強さと愛に変えるその姿はまさに無償の愛と呼ぶに相応しいものです。

挫けそうになっても信じ続ける強い決意

折れてしまいそうなmy heart
二度と切れそうもないstart
Should I still believe?
だけど今この重いchain
切り離してtry again
Yes I still believe

出典: Dear Diary/作詞:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER 作曲:Matthew Tishler,Felicia Barton,Aaron Benward,TIGER

恋する女の子は強いと言っても、誰にだって不安や迷いはつきもの。

愛は世界を変えると信じていても、時には自信が無くなったり、弱気になる事だってあります。

悲しい出来事が続いて今にも折れてしまいそうな”私の心”。

心が挫けてしまって二度と切れそうもない新しい”スタート”。

”このまま信じ続けていてもいいのかな?”。

愛は世界を変えると信じて突き進んできたけれど、本当にこれでいいのかな。

私、もしかして間違っている?このまま信じ続けてもいいの?

強さを持つと同時に繊細で傷付きやすい女の子のハート。

しかしデリケートなハートも、今回は強さが勝ったようです。

不安や迷いで心をがんじがらめにするこの重い”鎖”。

だけど、この鎖を切り離して解き放たれたい。

失敗しても”また挑戦”して諦めない。

そして出した答えは”うん。私は私を信じる!”。

健気な女の子の強いハートが導き出した、悲しさは強さに、痛みは愛しさに変わるという答え。

日記という媒体を通して描かれることによって、感情がよりリアリティを増し、聴く人の心に届きます。

引退の向こう側

安室 奈美恵「Dear Diary」の歌詞を和訳して解説!あなたの悲しみもきっと強さに変わる…!の画像

2018年9月16日をもって電撃引退をした安室奈美恵

ティーンエイジャーの頃から、引退のその日まで女の子の憧れの的で在り続けた安室ちゃん。

いつでも綺麗で可愛くてかっこいい。その姿でファンを魅了し続けました。

25年という長い年月をトップで走り続けた舞台裏には、想像を絶する努力があったことでしょう。

だからこそこの「Dear Diary」のような優しくも力強い楽曲が生まれたのかもしれません。

もちろん、引退の前と後で楽曲の魅力が変わることはありません。

しかし、安室ちゃんの駆け抜けた日々に思いを馳せながら聴き直すと新たな発見やメッセージに気付くことがあります。

それはひとえに、常にプロで在り続けた安室奈美恵というアーティストの楽曲が持つ力といえるでしょう。

まとめ

 安室ちゃんの表現する等身大の女の子はいつの時代もリスナーの心を捉えて離しません。

引退後のこれからもその存在と楽曲は、年齢や性別超えて多くの人々を励まし勇気付けてくれることでしょう。

安室ちゃんの他の楽曲の記事をご紹介します。是非ご覧ください。

1996年に発売された安室奈美恵さんの2枚目のアルバムが「SWEET 19 BLUES」。音楽プロデューサーの小室哲哉さんが手掛けたアルバムとシングルカットされたシングル「SWEET 19 BLUES」の歌詞に迫ります。