くだらない事だと知っていても妄想してしまう。

それはやはりヒーローがカッコいいからでしょう。

子供の頃からヒーローやライダー、スポーツ選手。

世の中には数多くのカッコいいキラキラした人たちがいるのです。

その純粋にかっこいいなと憧れている感情。

しかしその感情は大人になるとともに薄れていってしまうのです。

この歌詞からはいつまでもかっこよくありたいという心が伝わってきます。

くだらなくても、ダサくてもいいのです。

自分が憧れた事には、周りなんかは気にせずただひたすらに向き合っていく。

それこそがカッコいいことなのだけれど、なかなか出来はしないものなのです。

辛い記憶

降り出しそうで降らない雨
傘を忘れた日のブルー
いっそのこともう土砂降りになって
洗い流してよ

出典: 恋と退屈/作詞:吉田崇展 作曲:吉田崇展

この歌詞から浮かんでくるのは悲壮感漂う主人公の姿です。

悩みを持ち続けた彼は雨を望んでいます。

それは悩みを消し去りたいからでしょう。

実際に雨に打たれても悩みが消えるわけではありません。

しかし全てを洗い流してくれそうなイメージが雨にはあります。

そのイメージだけにも縋りたくなるほど解放されたがっているのです。

この歌詞には当時の苦悩が透けて見えます。

この時の気持ちを忘れないために歌詞に入れ込んだのかもしれません。

【ズーカラデル/恋と退屈】の歌詞考察〜まとめ〜

歌詞から伝わるもの

歌詞には様々な苦しみが描かれていました。

悩んだ日々やその時の感情も事細かに綴られています。

その中でも君に夢中だった日々や、かっこよさの追求は忘れません。

銀杏BOYZを聴いて感じた気持ちをそのまま歌にしたようです。

歌詞には銀杏BOYZに対する憧れと自分と比べた逡巡が所々に散りばめられていました。

そして英詞フレーズを歌う理由。

それは憧れの存在へのリスペクトとライバル心ではないでしょうか。

同じフレーズを使うことはなかなか難しいことです。

賛否が分かれることは目にみえていたでしょう。

しかしあえて同じフレーズを使う事によって自分に負荷をかけました。

そして更なるズーカラデルの成長への糧となることを見越していたのでしょう。

この曲の魅力

歌詞にはネガティブな部分が多くありました。

しかし楽曲は明るい歌声と陽気な雰囲気です。

ネガティブな部分も共感しやすく自分と重なる人も多いでしょう。

しかし暗い歌詞のはずなのに聴いていても気持ちは暗くなりません。

そこがズーカラデルの魅力です。

ネガティブな共感をそのままポジティブに変換してくれるのです。

そしてこの曲はズーカラデルの今までの苦労や夢などが透けてみえました。

まるでズーカラデルの一員になったかのように、今までの軌跡を体験できます。

彼らのバンドに対する熱意や努力を一緒に味わってみませんか?

最後に

いかがでしたでしょうか。

ズーカラデルらしさ溢れる楽曲の中に込めた想いは、曲によって異なります。

今回は銀杏BOYZと関係性の深い【恋と退屈】を紹介いたしました。

当サイトOTOKAKEでは他にもズーカラデルの楽曲を紹介しています。

例えば【イエス】という曲。

シンプルなタイトルが故に伝えたい事はタイトルからはあまり読み取る事ができません。

イエスの言葉に込められた想いとは一体なんなのでしょうか。

歌詞の意味から徹底考察してあるので是非チェックしてみてください!

ボーカル兼ギターの吉田崇展をはじめとする3人で構成されるズーカラデル。不器用ながらも素直な気持ちを表現する彼らの楽曲が今、話題です。【アニー】などの名曲を残す彼らですが、今回はその中でも【イエス】という楽曲について解説していきます!何に対しての【イエス】なのか、そしてそれは何を意味するのか。ぜひ最後までご覧ください。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね