「君といつまでも」のB面

今回この記事で歌詞の意味に迫る「夜空の星」は「君といつまでも」のB面として収録されています。

作詞は岩谷時子さん、作曲加山雄三さんです。

こちらもNHK紅白歌合戦ではメドレーの一部として2回歌われています。

そしてTHE ALFEE氷川きよしさんなどがカバーしています。

柔らかく包容力を感じさせる加山雄三さんの歌声と温かみのある岩谷時子さんの歌詞

柔らかいメロディに包まれた素敵な1曲です。

作詞家「岩谷時子」

岩谷 時子(いわたに ときこ、1916年(大正5年)3月28日 - 2013年(平成25年)10月25日)は、日本の作詞家、詩人、翻訳家。本名:岩谷 トキ子(読み同じ)。歌手・越路吹雪のマネージャーを務めたことでも知られる。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/岩谷時子

「君といつまでも」、「夜空の星」の作詞を手掛けた「岩谷時子」さんをご存知でしょうか?

岩谷時子さんは宝塚歌劇団編集部で取材や記事を書いていました。

そして元宝塚トップスターでありシャンソン歌手、舞台俳優であった「越路吹雪」さんのマネージャーとなります。

そんな中、越路吹雪さんが歌うシャンソン「愛の賛歌」の訳詞作詞を手掛けることに。

それがきっかけで作詞家としての活動も行うようになります。

あくまでもメインは越路吹雪さんのマネージャーであることを貫く岩谷時子さん。

その一方で、加山雄三さんをはじめ、沢田研二さん、郷ひろみさんなど多くの楽曲の作詞を手掛けてきました。

晩年にはミュージカル「ミス・サイゴン」の訳詞を手掛けています。

2018年に放送された「越路吹雪物語」では、越路吹雪さんと岩谷時子さんの出会いや多くのエピソードが描かれています。

機会があればぜひチェックしてほしい作品です。

ロマンティックな大人の恋愛

それでは岩谷時子さんが手掛けた温かみのある歌詞

加山雄三さんの包容力のある歌声を聴きながら、「夜空の星」の歌詞を紐解いていきましょう。

うっとり

僕の行く所へ、ついておいでよ
夜空には あんなに星が光る
どこまでも 二人で歩いて行こう
恋人よ その手をひいてあげよう

出典: 夜空の星/歌詞:岩谷時子 作曲:加山雄三

決して強引ではなく、そっと手を差しのべてくれています。

そしてその手にそっと自然に手を合わせる…。

疑問や不安を感じる必要はないのです。

とても温かく、大きな手で包み込んでくれることでしょう。

なんだかうっとりしてしまいそうです。

きっと見つめる目も優しいのだろうと想像してしまいます。

どんな時も

約束しよう つなぎあった指を
離さないと
泣かないで 君には僕がいるぜ
涙なんてふいて 笑ってごらん

出典: 夜空の星/歌詞:岩谷時子 作曲:加山雄三

すべてを預けてしまいたくなります。

いつまでもどこまでもどんな時も

温かく、優しく守ってくれることでしょう。

2人だけの世界、2人だけの愛。

君だけを見ている、そして君もまた僕だけを見ています。

それは周りが見えていないという意味ではなく、落ち着いた大人の恋愛が綴られています。

変わらぬ愛

僕の行く所へ ついておいてよ
夜空には あんなに星がともる
どこまでも 二人で愛して行こう
恋人よ 幸せ僕があげよう

出典: 夜空の星/歌詞:岩谷時子 作曲:加山雄三