レディ・ガガの北米ツアーのオープニング・アクトでもBABYMETALは恐れることを知りません。

レディ・ガガはステージ横でBABYMETALのパフォーマンスを観ながらヘッド・バンキングをしたそう。

そして次いで行なったアメリカ・イギリス・ツアー最終日にDragon Forceとコラボします。

この日に「Road of Resistance」を初披露。

YUIMETALがBABYMETAL楽曲で一番好きだという曲です

BABYMETALで好きな楽曲は「Road of Resistance」。その歌詞がつらくてもまだやれるよ、と伝えるものだから。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/水野由結

「Road of Resistance」は国内外の各種賞を総獲りした2015年も引き続き披露していきます

特にメタルレジスタンス第5章のさいたまスーパー・アリーナでのパフォーマンスを収めた公式動画が絶品。

ぜひご覧ください。

YUIMETALはジャンヌ・ダルク的な存在

「Road of Resistance」は非常にドラマチックで壮大な曲です。

そのため、YUIMETALの振り付けもダンスの粋を超えて演劇的になります

観客に歌うことを必死に促すYUIMETAL。

会場は熱く、暑かったのでしょう、汗がいっぱい。

小さい身体で大きなフラッグを振りかざすYUIMETALの姿

ジャンヌ・ダルク的な勇姿です。

東の空を 真っ赤に染める 狼煙の光が
孤独の闇の 終わりを告げる 新たな 道しるべ

くじけても 何度でも 心の炎を燃やせ

出典: Road of Resistance/作詞:KITSUNE of METAL GOD,MK-METAL,KxBxMETAL 作曲:Mish-Mosh,NORiMETAL,KYT-METAL

YUIMETALは多分、この歌い出しに惚れたのだと想います。

くじけることはあっても、何度でも立ち上がることができる。

BABYMETALを脱退してもこの曲の歌詞に惹かれた気持ちに過去も現在も違いはないはずです

セカンド・アルバム「METAL RESISTANCE」

YUIMETALの謎英語

【YUIMETAL(水野由結)】BABYMETALでの活躍まとめ!世界中から愛されるゆいの魅力って?の画像

2016年、「Road of Resistance」を含む待望のセカンド・アルバム「METAL RESISTANCE」を発表

全米Billboard 200で坂本九以来53年ぶりの日本人のTOP40入りを果たします(39位)。

これは黄金期のLoudnessでもなしえなかった記録です。

4月2日にはロンドンのウェンブリー・アリーナで12000人を集めたワンマンライブを敢行

ウェンブリー・アリーナでのワンマンライブは日本人初の偉業です。

この日のYUIMETALの英語はちょっと拙かったのか、彼女の呼びかけに観客が一瞬キョトンとします。

中々、チャーミングなエピソードです。

圧巻の「KARATE」

日本に凱旋した際に「ミュージックステーション」に出演。

アルバムから「KARATE」を披露します。

これが圧巻のパフォーマンスでした。

当日出演のアーティストで彼女たちに対抗する実力を魅せられたのは大ベテランのスピッツくらいです。

彼女たちが海外武者修行で身につけた破格の実力を目にし、日本の一般音楽ファンも衝撃を受けます

YUIMETALが曲前に話したトークが素敵です。

「飛行機に乗ったらCAさんに『昨日、テレビに出てたでしょ!』といわれ、お菓子をもらえました」

司会のタモリも「BABYMETALらしいね」と頷いた微笑ましいエピソードです。

彼女たちは直前に米CBS「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」に出演しています。

米CBSの人気テレビ番組で「ギミチョコ!!」を披露したのです。

尚、「KARATE」は傑作な公式動画があるのでご覧ください。

YUIMETALの表情が凛々しいです。

ダンスもキレキレ。

また、振り付けのストーリー性も進化しています。

メタル・ゴッドとの共演、YUIMETAL仕様のVギター

7月には「Alternative Press Music Awards 2016」に出演。

共演はメタル・ゴッドたるジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード

まずは挨拶代わりに「KARATE」。

その後に、ロブの往年の名曲「ペイン・キラー」と「ブレイキング・ザ・ロウ」を一緒に披露します。

さすがにロブ・ハルフォードが相手で緊張した様子のYUIMETAL。

Alternative Press公式チャンネルの動画をご覧ください。

赤い縁取りがされた黒いフライングVを抱えて「ブレイキング・ザ・ロウ」のリフのエアプレー。

YUIMETALとMOAMETALの体格に合わせた小さなフライングV。

弾き真似なのにがっちり弦と指板を覗くパフォーマンスが健気です。

YUIMETALの速弾きシーン(真似)など可愛いので見逃さないでください

最後はロブ・ハルフォードが「ありがとう」といって、SU-METALが「Thank You!!」と絶叫します。

メタリカさん、レッチリさん

BABYMETALはその後、東京ドーム2daysを成功させます。

日本のメタルバンドで東京ドームを制覇したのはX Japan以来の偉業。

2016年12月から2017年年明けにかけてレッチリ、メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼスのツアーに参加。

音楽評論家の伊藤政則はかつて不仲が疑われていたBABYMETALについて語りました。

BABYMETALと話していると『メタリカさん』『レッチリさん』と呼んでいて不思議な気分になる

まだヘヴィ・メタル専門誌「BURRN!」がBABYMETALを取り上げないことについて言及。

ジャーナリズムは未知なるものについて語らないといけない」という趣旨の発言でした。

国内のBABYMETALのファンは日本のメタル・ゴッドがBABYMETALを嫌っていないことに一息つきます。

『メタリカさん』という、まさかの「さん付け」はBABYMETALの3人らしい心温まるエピソードです