ほら、街の中を見渡してごらんよ。
当たり前のものが、当たり前の所にあって。
なんの意識もなくそこにいるだろ?
でも、そこにある事に意味があるって思わない?
破れてるポスターにだってさ。
今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない いつも答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く
また描きたして行く
そのすべて真実
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
行くんだ
勝手な考え方だって思われたって構わないさ。
今僕が思う事、想う人、全部真実なんだよ。
だって誰がそれを間違ってるって言えるんだい?
僕は僕のやり方で。
自分がいいと思うやり方で。
好きなやり方で。
「進んで行く」んだ。
その瞬間は全部、僕にとっての「真実」だからね。
桜井和寿の世界
桜井和寿という男は、いつも壮大な「愛」を唄う。
ちょっと大袈裟じゃ?とお思いかもしれないが、そう思うんだから仕方がない。
何かにつけて「愛」を感じてしまうのだ。
それが恋人に向けてとは限らない。
この『Any』という楽曲にしてもそうだ。
所がその「愛」も、ワードとして「愛」があまり使われないのだ。
なので、一回聴いただけではちょっと分かりにくい所がある。
繰り返し聴いて、初めてその曲の持つ「愛」の意味が理解できる。
一回目でMr.Childrenの優しいメロディーラインを感じ、二回目で歌詞の意味がなんとなく理解できて、三回目でメロディーと歌詞の両方で噛み砕くといったイメージ。
筆者が勝手に桜井和寿を分析させていただくと、この男は照れ屋なのかなと思う。
それとも「好き」過ぎて表現がまわりまわるのか…。
Mr.Childrenの『口笛』という楽曲の歌詞もそう。
『口笛』の一節
さあ 手を繋いで 僕らの現在が途切れない様に
その香り その身体 その全てで僕は生き返る
出典: 口笛/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
愛という言葉も、恋という言葉も一切使わずに、相手を想う気持ちが痛いぐらい伝わる。
こんな表現ができる桜井和寿の世界には、いつもながら感心させられる。
話しは前後してしまったが、『Any』だ。
この楽曲の歌詞は、主人公となる「僕」はいい加減だけど、その瞬間は僕にとっての「真実」。
真実=愛。
少々強引かと思われるかもしれないが、筆者には少なくともそう伝わる。
もっと言うと、歌詞中に出てくる「嘘」というワードにさえ「愛」を感じてしまうのだ。
前述した通り、この『Any』はアルバム『シフクノオト』に収録されている。
2004年に発売されたアルバムで、全12曲。
是非購入して聴いてみていただきたい。
さて、皆さんはどう解釈されるのか?
おさらい
筆者の独断と偏見のおさらい♪
Mr.Childrenの歌詞を読み解きながらその世界を覗いてきた訳だが、筆者はMr.Childrenのメロディーラインも非常に好きで、カラオケでもよく唄う。
しかーーし!!
いかんせん、字余りw。
聴いただけでは、容易に聞き取れない一文字が最後に入ってたりするのであるw。
カラオケで気持ち良く最後までMr.Childrenを唄い切るには、歌詞を目の前に見ながら、練習が必須だ。
メロディーラインは頭に叩き込んでいるから大丈夫!などと軽い気持ちでMr.Childrenに挑んではいけない!
筆者は『HANABI』という曲で大変な痛いおもいをした事があるw。
ドラマの主題歌にまでなっていて、(筆者は山Pファンでもある)自分は出来る!と過信していたのだ!
一番盛り上がる「会いたくなった時の分まで~♪」の部分はカンペキだったがw。
その他の部分はグダグダもいいとこ…。
山Pごめん!!
あ…、いや、 Mr.Childrenさんごめん!!
今度からはちゃんとお風呂で練習してから唄わせていただきます♪
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