【LONE WOLF】とはどんな曲?
6人組のバンドグループ
ボーカルTAKUYA∞の綺麗な歌声と容姿端麗な顔立ち。
さらに他のメンバーの演奏力の高さやサックスが際立つ音楽にも魅力を感じるのが【UVERworld】です。
老若男女幅広いファンからの支持を確立している彼ら。
曲数も多く、恋歌の【君の好きなうた】やオセロを題材にした【REVERSI】は彼らの人気曲の1つです。
その中でも今回紹介するのは【LONE WOLF】という楽曲。
この楽曲は2017年8月2日にリリースした9thアルバム【TYCOON】に収録されています。
「新宿スワン」や「銀魂」など数多くの主題歌や挿入歌が収録された人気アルバム。
そして【LONE WOLF】。
この楽曲は、1匹狼の主人公と大切な友達との絆が描かれています。
痺れるカッコ良い音楽の中に込められた伝えたいメッセージとは何なのか。
歌詞の意味を読み解きながら、解説していきたいと思います。
タイトルから読み取れること
タイトルは【LONE WOLF】。
これを日本語に訳すと「1匹狼」という意味になります。
仲間と群れることはなく単独で行動する孤高のハンター。
1匹狼といえば何者にも縛られず、自由に生きている姿が想像できます。
自分のやりたいことをやれる。
それはどれほど幸せでそしてどれほど難しいことでしょうか。
周りの目を伺いながら、周りに合わせながら生きていくことが穏便に生きていく術でもある世の中。
そこで敢えて波風立ててまで1人で生きていくことを覚悟するのは強い気持ちがないとできません。
自分たちを1匹狼として例えるUVERworld。
彼らの思う1匹狼の意味と歌詞に込められた想いをこれから読み解いていきたいと思います!
歌い出しの歌詞から伝わる想い
仲間との出会い
別れる為に出会った仲間なんていないけど
でもこのままずっと一緒に居られない気もするんだよ
出典: LONE WOLF/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞
新しく出会い、親しくなっていく仲間や友達。
これからどんどん仲を深め、大切な仲間となっていくことでしょう。
誰もが最初から縁が切れてしまうことを前提に親しくなっていくことはありません。
最初はこの人なら分かり合えそう。この人ならお互いを高め合うことができる気がする。
新しい出会いに希望と少しの高揚感を持っているのです。
ですがそれは永遠に続くことではないかもしれません。
いつか結婚して子供が生まれて忙しくなったり、転勤したり、夢を追いかけて遠くへ行ってしまうこともあるのです。
学生の頃はずっと一緒に居られるような気がしていたメンバー。
ですが歳を重ね、大人になっていく中で訪れる人生の岐路に別れはつきものになっていくのです。
日々の喧騒に疲弊していく
忙しなく変わる街 追いつけない心
引き寄せられた俺達 一匹狼の群れ
共に過ごせる日々の中で
出典: LONE WOLF/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞
世の中は常に変化していきます。
政治や流行、文化、常識など目まぐるしく変化していく日常にはなかなか対応することができません。
主人公も変わり続ける毎日についていけずに取り残されてしまっているのでしょう。
そして同じような境遇を持った人たちが集まってきたようです。
同じ境遇の人とは辛さや苦しさを共感し合うことができます。
共感し合えることによって生まれる絆は深く、唯一の分かり合える存在となっていくのです。
それがこの歌で集っている仲間。これはUVERworldのことを指しているのでしょう。
最初はそれぞれが別々の道を歩み、そしてバラバラに生きてきた1匹狼たち。
ですがひょんなことから同じような境遇の仲間と出会ったのです。
バラバラだった彼らが今、1つのグループとして活躍しています。
1人で辛い時でも仲間と巡り会えたことでまた腐らずに輝き出せるのです。
ずっと一緒にいられるわけではない
いつまでこうやって 一緒に居れるんだろう?
いつまでこうして 笑っていられるんだろう?
出典: LONE WOLF/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞
冒頭の歌詞にもあったように主人公は永遠ではない関係に不安を覚えているようです。
友達とバカやって、ふざけ合って、助け合って過ごしてきた毎日。
そのような当たり前になりつつあった日常が失われてしまうこともあるのです。
この歌詞からは今だからこそできることが、どれだけ大切なのかがみえてきます。
明日にはみんなと別々の道をまた歩き出すかもしれない。
そう考えると友達や仲間とできることは今やっておかなければ2度と出来ないかもしれないのです。
人生に後悔しないために、一緒にやりたいことや話したいことを渋っている時間なんてないのかもしれません。