ここまで、意中の彼が女の子に思いを寄せている様子が出てきました。
見た感じでは彼も片思い中のようですね。
主人公の「あぁ、そっちへ行かないで!」と引き止めたくなる心情が溢れています。
でもそれを思っても口に出せない間柄だから更に辛いのかもしれません。
ギターを掻き鳴らし思いのたけを叫ぶ感じが鳥肌ものですね。
このあとのコーラスは「ワーイ♪」と言っているそうですよ。
フワフワとした浮遊感が曲の雰囲気を彩ってとても綺麗です。
受け入れられない現状
貴方への胸の高鳴りも…
貴方を想えばこの胸はもっと高鳴り熱くなるのに
その心高鳴らせるのはこぼれるよなあの子の吐息
出典: ヤだ/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
彼を思うと胸が熱くなる…。
「ということは、彼はあの子を想像して同じように胸が高鳴っているの?」
彼の事を考えるといつもその先にはあの子の存在がついて回り、苦しくなってしまう。
出口の見えない恋愛ですね…。
彼は「夢」を見ている
どうしてあの子なの? 私の方がいいのに
神様どうか 早く彼を夢から覚めさせて
出典: ヤだ/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
どうしようもない現状にまた神様へ詰め寄ります。
自分では現状を変えられそうにいないから、神頼みをしているのでしょうか?
今の彼を「夢」見ていると表現していますね。
あの子へ好意が向いている今をどうしても受け入れられない…現実だと思いたくない…。
そんな心情が隠れているのだと思います。
叶わない恋心に悶える
こんなに好きなのに
貴方が好きなもの全て 私も好きで居たいけど
あの子だけはムリよ 好きになれないよ… だって
その瞳も、 うわずり声も 大きな手も、 厚い背中も
あの子のものだなんてヤだよ 堪えられないよ 今更
ずっと貴方だけ見てきたのに…
出典: ヤだ/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
ここでは「だって」から、なぜ受け入れられないか心の声が溢れだします。
出てくるのは主人公がトキめいている彼の魅力。
こんなに好きなのに私にそれを手に入れる資格がないなんて…。
まだ思いを伝えてすらいないのに最初からあきらめなければならないなんて…。
今さらこの気持ちに後戻りはできない。
この苦しい行き場のない感情は、いったいどうしたらいいの?
そんな気持ちなのでしょう。
本当に辛そうな様子がリアルに描かれていますね。
ギターを無造作にジャカジャカと掻き鳴らす感じからも、感情の高まりが伝わります。
激情的なサウンドは大迫力で気持ちがノリますね!
自問自答の末の「ヤだ」
貴方のことは好きだけど… (あの子はムリ、あの子はムリよ)
いい子の私で居たいけど… (イヤなものはイヤ) ダメなの
貴方のことは好きだけど 貴方が好きなあの子は
好きになれないよ 好きになれないよ… むしろヤダ
出典: ヤだ/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
ラストに向けて自問自答が繰り返されます。
どうやらこの歌の主人公も、ネガティブな感情を抑え込もうとしていたのですね。
誰かを恨んだりしたくない。
人にいじわるな行動はしたくない。
彼にいい印象をもってもらいたい。
でもこの状況では、それらを我慢すれば自分自身が辛いだけですね。
最後には抑え込むのが「ダメなの」といって、例のサビのフレーズに入ります。
一通り思いをめぐらした結果タイトルである「ヤだ」という結論に至りましたね。
そして燃え尽きたかのように終わります。
溜め込んだ感情が爆発して終わるラストでした。
コードをチェック!
弾き語り調の楽曲だからこそ自分もやってみたい!」と感じる方も多いと思います。
一緒にコードをチェックしていきましょう♪