夕暮れセンチメンタルとは
NMB48のフロントメンバーとして一世を風靡したみるきーこと渡辺美優紀さん。
この曲は、そんな彼女のソロデビュー後初めてのアルバム「17%」に収録されています。
また作詞作曲をつんくさんが手掛けており、アイドルに縁のある2人のタッグが注目の作品です。
今回はこの夕暮れセンチメンタルに焦点をあて、MVを徹底解説。
王道アイドル時代には見ることができなかった大人なみるきーの魅力を、余すことなくお届けします。
舞台はホテル!?イントロからサビ前までを解説
早速本編の解説をスタート。
まずは、楽曲の冒頭からサビ前までの映像をご紹介します。
物思いにふける
イントロでは、映画館のような場所で1人佇むみるきーが登場します。
その表情はアイドル時代の可愛らしい表情とは異なり、どこか切なげ。
少し広い会場の規模感が、より悲しさに拍車をかけます。
この作品では大人な彼女が楽しめるんだ!と印象付けられるシーンとなっていますね。
また黒っぽい衣装に身を包んだ彼女とは対照的に、赤い座席がアクセントとなった映像です。
10秒ほどと短いながらも、インパクトのあるシーンといえるでしょう。
ホテルの部屋の中を駆け巡るみるきー
終わってしまった恋愛に後ろ髪を引かれる女の子。
歌詞からは上記のような設定が推測できるでしょう。
その様子をベットや椅子、窓際など部屋の中の様々な場所で表現しています。
どのシーンでも悲しげで大人な表情を浮かべるみるきー。
服装はラフなスタイルのため、彼女の私生活を覗いているかのようで少しドキッとしますね。
恋の終わりはいつも
疑って泣きを見る
なんにも 得なんて
ないのに
愛の行方はいつも
誰にだってわからない
突然に始まって
急にBye Bye
出典: 夕暮れセンチメンタル/作詞:つんく 作曲:つんく
この歌詞の後、みるきーは洗面所へ移動します。
大きな鏡の前で髪をかき分ける画は、後ろ姿。
どのような表情をしているのか、見えそうで見えない絶妙なカメラワークです。
この姿は、見ている人の想像力を掻き立てるものがありますね。
その後は、部屋の外へと繋がるドアを開けると飛び出していきます。
部屋を飛び出す
部屋から出た彼女は、黒のノースリーブニットに赤のタイトスカートへとお着替え。
大ぶりのイヤリングを装着し、どこか覚悟のある表情で通路を歩いていきます。
黒中心の部屋の内装とは違い、廊下は金を基調とした壁が一面に張り巡らされている仕様です。
このように、先ほどの部屋のシーンとは衣装も背景も全く違った印象を受けます。
このシーンの後、このままイントロへと繋がります。
ラグジュアリーなフロントで!1番サビを解説
今度は、赤のワンピースで登場したみるきー。
特に目を惹かれるのは、ホテル内に置かれたオブジェの前で歌う姿でしょう。
オブジェの下には水が流れており、反射して煌びやかな様子が素敵です。
またここまではカメラに視線を合わせなかった彼女ですが、サビでは何度も目があいます。
悲しげかつ真剣な彼女の絶妙な表情と目線には、夢中になること間違いなし。
造形物の美しさはもちろん、このような楽しみ方もできるシーンとなっています。
今夜は昨日の続きで
で 明日は未来の原型 ね
全ては自分次第 簡単なんだけれど
あの子の相談乗るくらい は
悩まず出来ちゃうんだけど ね
Ah なんでなんでかしら
自分のことが何にも出来ない 夕暮れ
出典: 夕暮れセンチメンタル/作詞:つんく 作曲:つんく